子どもたちを守るセキュリティ。

未来志向でサービスの進化へ。


ICT運用基盤課
セキュリティ企画
白木原 渉
ミライシードのセキュリティ対策を担当。先生・子どもたちの安全を守り、安心してご利用いただけるように、セキュリティを強固にしていく対応を行う。

教育システムへの課題感と、
得意な仕事の重なりがここにある。

前職は通信キャリアで、カスタマー向けサービスのシステム開発などを行っていました。また、大学生時代から塾講師のアルバイトや学習ボランティアなどで教え、教育にかかわる機会があったのも転職の動機のひとつでした。さまざまな子どもの学びを支援するなかで実感したのは、小中学校時代の学びの大切さ。特に小学生時期に大きくつまずくと、学習が進んでから取り戻すのは大変になります。子どもの学びの課題を解決したいという思いと、自分が得意とするシステムの仕事、両方を掛け合わせたとき、ミライシードの仕事に魅力と大いなる可能性を感じました。

ミライシードには、一人一台のタブレットでその子の特性、状況、習熟度に合わせた学習が進められる魅力があります。そしてなにより以前から感じていた、一方通行の教育システムによるつまずきを回避できる仕組みが搭載されています。公教育の学校現場向けのツールに関与できる喜びは大きく、そのぶん責任も感じます。多くの子どもたちがデジタルによる学びの恩恵を受け、日本中を変える可能性がある事業に真摯に取り組んでいきたいと思っています。

長期的かつ複合的な視点で、
セキュリティの在り方を考える。

ミライシードには、膨大なデータがあります。個人情報はもちろんのこと、学習結果や履歴のデータは大切な資産でもあります。セキュリティをおびやかす攻撃に対して、情報やデータを厳重に守らなければ、子どもたちの学びに重大なマイナス影響を及ぼしかねません。だからこそ、複数のアプリ、数百の画面があり複雑な構造をもつ既存のシステムにおいても、リスクや脆弱性について、一つひとつ影響を確認しながら対応していきます。

また、企画自体をセキュリティの観点から検証することも行います。そのためには、子どもの学びを長期でとらえる必要があります。一日で学んだ内容を点として、単元を積み重ねた学習を線でとらえる。リスクや脆弱性について、一つひとつ影響確認しながら、対応をしていきます。サービスの進化をイメージし、セキュリティの在り方を考えることは難題ですが、これからの子どもたちの学びを設計するうえで、セキュリティの安全性を軽視することはできない。担当する仕事の大切さと責任を日々実感しながら、子どもたちの学びの土台を担う仕事にやりがいを感じています。

人生の土台となる公教育を、
個別最適化で進化させていきたい。

学びは経験とつながることで、より応用的な教育効果をもたらすものだと思います。数学の数式ひとつとっても、実生活にどう役立つかを経験し、社会にどうつながるかを考えることで未来の価値をつむぐことができます。さらにデジタルを使えば、学びと経験のデータを分析、抽出し、子ども一人ひとりの個性に合わせた提案ができるようになるかもしれません。個別最適化したコンテンツは、学ぶモチベーションを高め、興味の広がりにもつながると思います。さらに、興味でつながる仲間同士の協働学習など、もっと学びが広がるようなサービスの可能性も考えられます。セキュリティという必要不可欠な土台を守りながら、ミライシードでできる学びの進化を描いていきたいと考えています。