スタートアップの気概で、

公教育のアップデートに尽力したい。


プロダクト企画課
ITサービス企画
宮林 佑多
ミライシードのプロダクト企画を担当。市場調査や顧客のニーズや課題等から、よりよい機能等を企画しソフトの改良につなげる。

ICTを教育現場で活用し
公教育のアップデートに尽力したい。

学生時代に関わった教育分野のNPOでは、学習機会に恵まれない多くの子どもたちに出会いました。そのとき感じたのは「もったいない」ということ。子どもたちは機会さえあれば伸びることができるのに、学習機会に恵まれない子どもたちがいることは、社会にとって大きな損失だと感じました。その後、子どもたちに良質な学びの機会を創出したいという思いからベネッセに入社。3年間中学生向け教材のマーケティングを担当した後、ミライシードの事業部へ異動しました。

異動のきっかけとなったのは、オランダとデンマークに視察に行ったときの驚きと感銘です。学校でICTが当たり前に活用されていて、子どもたちが自然に使いこなしている。なにより子どもたちが楽しそうに学んでいる姿が印象的でした。日本でもICTを教育活用し、公教育の場を活き活きとした学びの場にしたい。そんな思いを会社に伝え、小中学校向けのICTサービス提供という立場から、公教育を支援できるミライシードに参画しました。

徹底的に現場に寄り添い、
教育DXを推進する機能を開発。

現在は、ミライシードのプロダクトの企画、開発、改善に携わり、ミライシードのさらなる成長をめざしています。市場や競合の調査はもちろん、顧客の声を丁寧に吸い上げ、学校現場に支持され続けるプロダクトになるよう機能開発などを行っています。たとえば、プリントされた小テストを配布、実施、回収、採点する一連のフローにそれなりの時間が割かれているため、度重なれば相当な時間のロスにもなります。一方でデジタルを活用すれば、配布も回収も採点も時間削減ができる。先生の作業効率を上げることは、本質的な学びの時間を有効にしていくための第一歩だと考えています。

現在は学びの本質的な価値をさらに拡張するような機能開発にも取り組んでいます。たとえば、それぞれの生徒の興味関心に寄り添い主体性を促すような機能、協働学習により子ども同士の意見交流を素早く実現する機能。変革期にあたる今だからこそ、開発、改善、検証のサイクルをもっと高速化し、教育現場の期待にスピーディに応えられる取り組みを実現。ミライシードの価値向上を、公教育の良質化につなげていきたいです。

スタートアップの気概をもち、
ベネッセならではの資源をもとに。

ミライシードの現在地は、事業成長と市場変化のとてもおもしろいフェーズにあると思います。教育の現場が、変革の真っただ中にあるから、私たちの組織もある意味スタートアップのような気質が求められます。変化や挑戦が好きな人にはやりがいを感じられるタイミングですね。たとえば、顧客のリアルな体験にふれると、想像していた仮説と全然違うことがある。どうしても自分が受けてきた教育のイメージに縛られがちですが、思い込みのフィルターを外し、現場の課題にアジャストしていく必要を感じる毎日です。

また、事業環境という点では、事業のスタートアップ気質とは反面、教育業界の大手企業がもつ多くの資産をはずずことはできません。ベネッセならではの教育アセットの多さには、改めて大いなる可能性を感じます。教育業界の大小さまざまな課題を解決するために開発された機能やコンテンツは、その利点を連携させることで、より顧客価値の高いプロダクトを生み出せる。アセットという意味では、先輩社員のみなさんに蓄積された知見にもよく助けられます。これからもいろんな知見を活用しながら、教育業界にインパクトを残す仕事をしていきたいと思います。