全員でつくるデジタル上「特大模造紙新聞」
米作りのさかんな地域
四ツ栁先先生から一言:
直感的な操作で作業時間を削減できるだけでなく、作業スペースの問題も発生しないので、全員で何かに取り組む場合は特にオススメです。
活用場面・活用背景
〈米作りのさかんな地域〉という単元で調べ学習を行うなかで、課題の洗い出しから情報の整理・分析までを協働的かつ効率的に行うために、ボードの使い分け・リアクション・共同編集機能を活用しました。
How to
Step1
事前準備として、教員は「授業設定」から、「みんなのボード・カードの編集」「カードのリアクション」の2項目を「可能」に設定しておく(これにより、児童たち自身でカードをグルーピングできるようになる)。
Step2
児童はそれぞれ調べてみたい課題をカードに記入し、みんなのボード上に共有する。お互いにスタンプ機能を使いながら、リアクションし合う。
Step3
児童は課題ごとにカードをグルーピングし、それぞれの課題ごとにボードを作成する。
Step4
3〜4名のグループごとに、課題のいずれかを担当する。児童は、個人で情報を収集したあと、担当する課題のボード上でグループメンバーと共有し合う。ほかのグループの様子もボード上で自由に参照することができ、ヒントなどを得られる。
Step5
グループ内でスタンプを押してリアクションしたり、ペンツールで直接書き込んだりしながら、情報を比較・整理・分析する。
Step6
ほかのグループと情報を共有する。お互いにリアクションやコメント機能を活用して、気づきや感想をフィードバックし合う。
取り組みの結果
クラス全員で1枚の模造紙新聞をつくっている感覚で協働学習ができました。ボードの使い分け・リアクション・共同編集機能を活用することで、課題を出し合い、整理することがスムーズになったと思います。いずれのフェーズにおいても、必要なタイミングで自由に他者参照ができるので、調べ学習が苦手な児童も主体的に取り組むことができたようでした。