導入事例
授業の質向上と教員の
負担軽減を両立
- 取材
- 徳島県吉野川市森山小学校 | 川真田健人先生
- 使用製品
- ドリルパークテストパーク
- 学年
- 全学年
徳島県の中央部に位置する、吉野川市立森山小学校。タブレットの更新を機に、児童個人に対応した指導と業務負担の軽減が進んでいます。今回は5年生の担任で情報主任を務める川真田先生に、ドリルパーク・テストパークがもたらした変化についてお話を伺いました。
導入成果
環境整備で一気に活用が進んだ
川真田先生:
2025年9月下旬に、1人1台端末の更新とドリルパーク・テストパークの使用を開始しました。以前のタブレットは立ち上げに時間がかかり、故障も多かったため、教員も児童もストレスを感じていたのですが、そうした問題がほぼなくなり、授業が滞ることもなくなりました。また、通信環境も大幅に改善し、校長先生は「砂利道だったのが高速道路になった」と表現されていましたが、まさにその通りだと思います。

授業の最初と途中で効果的に活用
私が担任する5年生では、授業の最初に前回の復習として10分程度、そして授業の後半に教科書の問題が終わった児童から追加問題として、ドリルパークを活用することがあります。ドリルパークの時間指定機能は非常に便利で、授業の中で使う場合なら「15分で回答できる内容」と指定すれば、AIが問題数を調整してくれます。時間指定をすることで全員が一定の学習時間を確保できますし、個別最適な学習に繋がっています。教員の端末で全員の進捗をリアルタイムで確認できるので、机間指導もスムーズです。
【現在の活用パターン】
•授業開始時:前回学習内容の復習(約10分)
•授業後半:教科書の問題が終わった児童から追加練習
•週末の宿題:時間指定で30分程度の課題を配信
子どもたちが楽しめる工夫で取り組みが継続
これまで使用していたデジタルドリルと比較すると、ドリルパークには子どもたちが楽しんで学習に取り組める工夫があると実感しています。目標をクリアするとアイテムをもらえる機能があり、「漢字ドリルを5セット解く」といった自分なりの目標を立て、達成ポイントを獲得することを励みにしている子が多くいます。
「鉛筆で書く=勉強する」という意識が強い子にとっては、ボタン選択やタッチペン入力で答える形が学習のハードルを下げています。紙のプリントに比べて取り掛かりやすく、反復練習への抵抗感も減っているようです。その一方で書く力も同様に大事なので、デジタルと紙のバランスは教員が見極める必要があると考えています。

データで「つまずき」が一目でわかる
教員側の最大のメリットは、児童のつまずきが可視化されることです。クラス全体の正答率や個別の結果がリアルタイムで確認できるので、どの問題でつまずいているかが明確になります。
例えば、ある問題の正答率が4.5%だった場合、クラス全体がその内容を理解できていないことがすぐわかります。これまでは予測や経験に頼らざるをえなかったのですが、現在はクラス全体の理解状況を確認しながら授業計画を修正できます。また、どの児童がどの問題をどう間違えたかの記録が残るため、評価の際にいつでも振り返ることができるのも大きなメリットです。
テストパークで授業時間内に採点・解き直しまで完結
テストパークは、紙のテストを本番として、その前の練習テストのような形で使用しています。最大のメリットは、授業中に採点が完了し、その場で解き直しまでできることです。
紙のテストの場合だと、放課後に30分から1時間かけて採点し、翌日または週明けに返却、その後解き直しをして再び回収・採点という流れでした。テストパークを使えば、この一連の流れが授業時間内に完結します。また、考え方を記述させる問題などは自動採点が難しいため、教員が採点する設定になっています。この「AIに任せきりにせず、教員による評価ができる」点も良いと思います。

採点時間の軽減で他の業務に時間を使える
採点にかかる時間が削減されることで、次の授業準備や、運動場で遊ぶ児童と一緒に過ごす時間、下校時の見送りなど、他のことに時間を使えるようになりました。
今は紙のプリントとタブレット両方を購入しているため費用がかかっていますが、今後はどちらかに重心を置くことを検討することになるでしょう。ただし、家庭のWi-Fi環境が整っていない場合もあるため、完全に移行するにはもう少し時間がかかるかもしれません。

今後の展望・期待
オンライン研修でスムーズに導入
導入時はベネッセのオンライン研修に参加し、基本的な使い方を学びました。大きなつまずきはありませんでしたが、教員の中には「子どもに使わせる前に自分が完全に理解しておかないと」と慎重になる方もいます。しかし、私自身も子どもたちから「先生、こんな機能があるよ!」と教えてもらいながら理解を深めていきました。使ってみると便利な機能が多いことがわかるので、他の先生方にもその良さを伝えています。

低学年でもテストパークが使えるようになれば
今後の要望としては、現在高学年のみのテストパークを低学年でも使えるようになればと思います。ドリルパークで学習した内容をテストパークで確認し、再びドリルパークで復習するというスパイラルな学習ができれば、より効果的ですね。また、子どもたちからは「カルテのご褒美アイテムの種類をもっと増やしてほしい」という声がありました。子どもたちにとって、ゲーム的にクリアしていく学習スタイルが大きなモチベーションになっています。

※ページの内容は2025年12月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。
テストパーク
次の学びにつながるデジタルテスト。
先生方の働き方改革と子どもたちの学力向上を支援します。




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