導入事例
子どもたちの興味を広げ、
「おもしろい」と
思ってもらえる授業を形に
- 取材
- 茨城県稲敷市新利根中学校 | 赤根舞子先生、ICTサポータ山口麻衣さん
- 使用製品
- オクリンクプラス
- 学年
- 1年生
稲敷市新利根中で国語を担当されている赤根舞子先生は、他者の意見を受け入れることや自分の考えを再構築する大切さを重視し、授業づくりの礎とされています。理想の授業を実現するため、苦手意識のあるICTを積極的に活用しようと奮闘する赤根先生がパートナーとして信頼しているのが、ICTサポータの山口さんです。今回は、赤根先生の授業づくりにかける想いや、山口さんとの関係性、ICTの可能性などについてお伺いしました。
導入成果
共有・他者参照が気軽にできることで、普段関わりが少ない生徒からの意見にも触れることができるように

赤根先生
「オクリンクプラス」の最大の特長は考えの共有・他者参照が手間なくできることだと思います。私は常々、他者の意見を受け入れたうえで意見を再構築する大切さを子どもたちに説いていますが、「オクリンクプラス」を使えば離席せずに一瞬でそれが実現します。子どもたちはどうしても仲の良い友達とばかり一緒にいてしまうもの。関わりの少ないクラスメイトの意見に触れる機会は貴重なので、積極的にそのような時間を授業内で確保しています。
例えば、「方言と共通語の違い」を取り扱った国語の授業では、クイズアプリでいろいろな方言に触れたうえで、「オクリンクプラス」上で、知っている茨城弁を書き出したカードを「みんなのボード」に提出してもらいました。
たくさん集まったカードを「キーワード集計」で可視化した際に、「思いつかなかった」「茨城弁とは知らなかった」「共通語だと思っていた」といった声があがり、多様な意見に触れることで子どもたちに新たな視点が加わったことを実感しました。
配付した「まとめカード」に、方言と共通語の役割を個人でまとめて提出してもらうことで授業は完結しましたが、授業後も気になった言葉や方言を主体的に検索している子どもたちがたくさんいて、ICTは子ども自身が知識を広げるのに役立っているんだなと改めて感じることができました。

山口さん
赤根先生は一貫して、子どもたちがお互いに考えをシェアするなかで得られる学びを大切にされています。国語で条件作文をつくる際には、必ず友達の意見を取り入れることをルールとされていたり、「オクリンクプラス」のカードを公開することで、子どもたちがお互いの考えに触れやすい環境を提供されていたり。
これからの時代、子どもたちに必要な力を身に付けられる授業づくりを、ICTを工夫して活用しながら実践されていて、素晴らしいといつも思っています。

ICTサポータとの連携が子どもたちの興味を広げ、「おもしろい」と思ってもらえる授業づくりを実現

赤根先生
山口さんは、私の頭のなかを読み取って形にしてくれる頼りになる存在です。「こんなことやりたいな」と漠然と思っていることをラフにサラサラっと描いて、机の上に置いておくだけで、数時間後には私が思い描いていた通りのカードが出来上がっているんですよ。
毎日忙しいし、面倒くさがりなので、とても助かっています。私は昨年まで稲敷市内の小学校で勤務していたのですが、実はその時から山口さんにお世話になっていて。本校に赴任してきてから、またご担当が山口さんということで、まさかの嬉しいサプライズでした。
山口さん
ビックリしましたよね。赤根先生は、最初にお会いした時から、私たちに仕事を振るのがとてもお上手で。私にとってはお得意様のような存在だったので、またご一緒できると知ってとても嬉しかったです。振り返ると、最初に先生からご相談いただいたのは小学校の算数の授業で、ICTを使った効果的な学習を1時間丸々実践されたいということだったかと思います。

赤根先生
そうでしたね。それ以来、おんぶに抱っこの状態です。小学校で勤務していた時から、私はタブレットの活用ありきで指導案を組み立てていくタイプなので、山口さんにとにかくアイデアをもってきてもらっていました。
一方で、正解が1つではない国語の授業ではなかなかそのやり方ではうまくいかず、なんとなくタブレットの活用を避けていたんです。中学校に赴任してからは国語担当ということで今は頑張って向き合っていますが、当然悩む部分が多いので、昨年まで以上に山口さんを頼らせていただいています。
山口さんは、困っている時はもちろんですが、雑談の延長でポロッとお伝えしただけで、「こんなの作ってみたけどどうですか?」とすぐに提案してくれるんです。「オクリンクプラス」の使い方一つでもなかなか具体的なイメージが持てなかったのですが、他校の事例を積極的に共有してくださるので、私自身新しい発見があり、授業づくりが楽しくなりました。

山口さん
先生はいつも私のアイデアを「ありがとうございます!早速今日使ってみます!」と前向きに受け入れてくださるので、サポータとしてのやりがいを感じられています。
赤根先生からいただいたご意見やご相談内容を参考にさせていただきながら、簡易的ではありますが「ミライシード」の取扱説明書を作成し、担当校で配付しています。サポータは常駐ではないのでできることは限られてしまいますが、お困りの先生方や子どもたちの力になれれば嬉しいです。

今後の展望・期待
ICTは子どもと教員をつなぐ大切な接点。苦手意識があっても、積極的に活用しようというマインドは持ち続けていたい

赤根先生
実は、私はタブレットが好きではないんです。次から次に更新される機能に追いついていけなくて、子どもたちに教わることもしばしば。でも、子どもたちとの間に、これまでなかったコミュニケーションが生まれたり、従来のやり方では知ることができなかった考えや個性を知るきっかけとなったりと、ICTにしかできないことがたくさんあるのも知っています。
苦手意識はなくならないかもしれないけれど、子どもたちの学びや彼らとの関係性構築のために、山口さんのお力を借りながら、これからも積極的にICTを活用していくつもりです。
※ページの内容は2025年10月時点の情報です。
使用製品
オクリンクプラス
個人思考と共同作業の自由な行き来により
子ども同士が対話し、主体的に学んでいく授業運営を支援。




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