導入事例

大阪府富田林市立大伴小学校 中田先生、小林先生
ドリルパークとテストパークの
相互活用で それぞれの
児童に合わせた学力向上を図る
取材
大阪府富田林市立大伴小学校
使用製品
ドリルパーク
学年
全学年

ドリルパークに加え、今年度からテストパークの積極的な活用を進める富田林市大伴小学校。 ICT 教育導入当時から情報担当を務める中田先生と、着任時からタブレット学習が定着していた 教員 2 年目 ・ 5 年生担任の 小林先生に、それぞれの視点からミライシードの活用メリットをお伺いした。

導入背景・目的
学習効率の向上と教員の負担を軽減するICT 教育

中田先生
タブレット学習が大伴小学校に導入される年に着任し、当時から ICT情報担当として推進を続けています。前任校在籍当時は、まだGIGAスクール構想が始まる前だったこともあり、教員でタブレットを使っている人が数名いる程度でしたが、現在大伴小学校では教員全員がミライシードを活用した授業を展開しています。



導入前の授業準備を振り返ると、子どもたちにマッチした問題を探すのに苦労したことが思い出されます。配布する上で著作権の問題も考慮しなければならなかったので、そういった時間も考えると授業準備の負担は1/3程度になったのではないでしょうか。ドリルパークは問題のバリエーションが多く、良問を選定してくれているので、子どもたちがより多くの問題に挑戦できる点もメリットだと感じています。

小林先生
私は教育実習の頃からタブレット学習が定着していたので比較はできませんが、ミライシードが子どもたちにとって身近な存在であることを感じています。指示をしていなくても、早くテストを終えた子が「ドリルパークしてもいい?」と声をかけてきたり、自習時等にも、自主的に声をかけ合ってドリルパークに取り組んでくれていたりしたこともありました。



35名クラスなので、子どもたちが苦手にぶつかったときに一人ひとりの対応に時間がかかることもありますが、ドリルパークは採点から解説までしてくれるので、時間を無駄にせず、効率的に学習を進めることができています。黒板が見えにくい子、ノートに書き写すのが苦手な子もいるので、事前に問題を配信しておき、手元のタブレットだけで完結できるよう心がけています。

中田先生
確かに手元の手元のタブレットだけで完結できるのは、集中力維持のためにも大切ですよね。私は支援学級を担当しているので視覚優位の児童も多く、これまでは他の視覚情報が入ることで集中力が奪われてしまうと感じることが多々ありました。ミライシードを活用するようになってからは、集中力が分散されることが格段に減っています。また、線を引くのが苦手な子、微細運動が苦手で消しゴムがうまく使えない子など個別の課題はさまざまに状況が異なるので、タブレットによって勉強に取り組みやすくなったことは、大きな進歩だと感じています。学習理解や進度が異なる支援学級の児童は、特に個別最適な学びが必要。そういった子どもたちにも学びの保障ができていると思います。

導入成果
児童のやる気を引き出すテストパークの活用

小林先生
今日は算数の単元終わりのまとめ授業だったので、冒頭の5分間をドリルパークで復習の時間に充て、残りの30分でテストパークを活用 。 最後に解説という流れで授業を進めました。 テストを明後日に控えているので、今日のテストパーク はプレテストのようなイメージで取り組んでもらい、わからない問題は質問してもよいよ 、と声をかけていました。 ドリルパークと違い、名前に「テスト」と入っているだけで子どもたちの集中力が高まっていたように思います 。開始前にカウントダウンが始まるのですが、 5・ 4・ 3・ 2・ 1…と刻まれるごとに教室がピリッと引き締まった空気になり、それまでは口々に会話をしていた児童も一気にテストに向かっていました。



いわゆるテスト方式のドリルアプリ だと正誤や結果だけが表示されるものもありますが、テストパークは、どのように解いたのか履歴が残る点も魅力の 1つ 。採点後に正答率がすぐに分かるので、多くの児童が間違えた問題を授業時間内に フィードバックし、早い段階で苦手を解消したり、正答率が高い問題を間違えていた子には 、個別で解説することもできるので、今後も単元終わりに活用していきたいと考えています。

中田先生
テストパークは先月から導入を始めたばかりですが、子どもたちはすぐに使い方に慣れていましたね。今後CBT方式が採用されていく中で、タブレットでの読解や解答に慣れていってもらうためにも、テストパークを授業の中で積極的に取り入れていきたいと考えています。

校内研修と活発な情報共有でICT活用を推進

中田先生
毎年夏に校内でICT研修を行っており、今年はテストパークとオクリンクプラスを紹介しました。事前に先生からどのような活用をしているか情報を集め、効果的な活用を共有しています。研修以外にも、職員室で情報を交換し合う風土が広がって いますね。


小林先生
研修に参加することで、知らなかった機能を具体的な活用事例とともに学ぶことができるのでとてもありがたいです。実際に授業で活用する中で、子どもたちから「こんな機能もあるよ!」と教えてもらうこともあり、それをまた中田先生に共有しています。小さな声も中田先生が中心となって拾い上げて推進してくれているので、学校全体で活用が広がっていると感じています。


今後の展望・期待
履歴機能等を活用し、子どもたちの学力向上につなげる

中田先生
今後はドリルパークやテストパークの履歴や結果を評価し、 個に適した指導や授業改善につなげていきたいと考えています。ミライシードの活用で、すべての子どもたちの苦手を拾い上げられるのではないかと期待しています。 効果的な活用で、全体の学力向上をめざしていきます。


※ページの内容は2024年11月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

製品情報を見る

おすすめ事例

導入事例一覧をみる