導入事例

東京都杉並区立桃井第三小学校 美濃谷 康太 先生
スキマ時間で、
授業では実現できない
児童の“特性”に合わせた学びを
取材
東京都杉並区立桃井第三小学校 | 美濃谷 康太 先生
使用製品
まるぐランド
学年
モニター利用時 小学校2年生

導入成果
「まるぐランド」は児童の情報取得スキルに偏らない学習教材

視覚情報・聴覚情報どちらからも学べる

普段の授業では、先生の指示を聞いて理解する場面が多いかと思います 。ですが、「まるぐランド」は、イラストや色を用いた視覚情報と、音声の読み上げによる聴覚情報の両方から情報を取り入れて学習することができるため、授業ではなかなか実現しにくいフォローがされているのが印象的でした。情報取得への細かな配慮がされているため、児童にとって問題自体の意味が分からない・何が問われているか分からないということが少なく、とても楽しそうに取り組んでいました。


【レッスン図版】

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小さい「できた」の積み重ねに最適

2年生になると、漢字のへんやつくりが複雑化するため、字を書くことや漢字を覚えることに苦手意識が強くなる傾向がありました。これまでの反復学習でできるまで練習をしたり、正解がもらえるまで繰り返し出題されたりするドリルとは違い、「まるぐランド」には 「ゲーム」や「バッジ」など、子ども心をくすぐるしかけがたくさんがあり「勉強」という感覚が減るため、楽しく学べる教材として役に立っていたと思います。
また、チェックテストの結果に応じて、情報取得の特性に合わせた問題の種類や問題の難易度が細かく設定されていることで、集中力を保って学習を進めることができていたように思います。先生や大人の手を借りずに「わかった」「できた」を積み重ねることができるのが子どもたちが「まるぐランド」を使いたいと思うポイントではないでしょうか。

学年の壁がないから「学び」のハードルを低くできる

学年が上がり、前の学年の授業内容をほとんど理解できていない児童がいました。これまでに学習した内容のドリルのプリントを個別に渡したり、授業中や家庭学習の課題などでフォローをしたりしていましたが、どうしてもまわりの子の目が気になって“前の学年”の学習に取り組みたくない様子でした。ですが、「まるぐランド」は学年が固定されず出題されることや、たとえ不正解であっても×マークが出ないことから積極的に取り組んでいました。「学ぶ」ことへのハードルが低くなり、学習に向き合うことができていたように思います。

スキマ時間に児童が自主的に取り組める学習教材として

使用頻度は、週1回くらいのときもあれば、週3~4回くらいのときもありました。進度に差が出るテストが終わったあとや、授業の空き時間で「まるぐランド」を利用していました。レッスンでは、いろいろな種類の問題を短時間で取り組めるため、スキマ時間での活用が学校で使う場面としてはフィットしていました。紙のドリルやプリントと違って学年のしばりがなく学習でき、情報取得のスキルといった「特性」まで考慮されているため、子どもの学ぶ意欲をさらに引き出しやすいのだと感じています。これまでの授業ではなかなか手が届かなかった部分を、スキマ時間で手軽に解決していくことができれば、より子どもたちの成長につながると期待しています。今後も、やりたい子が自主的に取り組めるような環境を整えていきたいと思っています。

ゲームも学びにつながる

受け持つクラスのなかに「絶対に字を書きたくない」という児童もいました。その児童は「ゲーム」にとても熱中していました。「ゲーム」と聞くと、やらせすぎはよくないとか、決まった時間だけで取り組ませなければならないなどのイメージをもたれるかもしれません。ですが、「まるぐランド」は、おすすめされた問題を解くとできる仕組みになっていて、しかも認知特性をトレーニングする内容になので、むしろどんどんやらせたいと思えるものでした。「まるぐランド」をやるために、他の勉強もがんばっていた様子も見受けられたほどでした。このように、ゲーム感覚で学べることも、今の子どもたちにはとても合っているのだと思います。


納得度の高いチェックテスト結果で指導に自信が持てた

これまでの経験から得た感覚が定量的に証明されたチェックテスト

教員サイトでは児童が解いたチェックテストの結果が天気マークで分かりやすく表示されます。普段の様子から、寡黙な子や落ち着きがなく騒がしい子など、教員の感覚で捉えていた児童の“特徴”と、チェックテストの結果で表示された「特性」がマッチしていたように思います。普段のかかわりのなかから、「そうだろうな」と思いえがいていた児童のイメージが、定量的に証明されたと実感しました。これまで以上に、根拠をもって、自信をもって指導ができました。


【CT結果画面図版】

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※ページの内容は2025年1月時点の情報です。

使用製品

まるぐランド

読み書き・認知特性の基礎スキルを測り、児童一人ひとりの特性に合わせた「学びかた」を提供することで児童に自信をつけていくことができるICT学習サービスです。

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