導入事例

滋賀県米原市立双葉中学校 北村翼先生
ICTを用いた授業フレームを
横軸で展開し
学校全体で「協働的な学び」の
実践を定着化させる
取材
滋賀県米原市立双葉中学校 | 北村翼先生
使用製品
オクリンクプラス
学年
全学年

米原市立双葉中学校のICT主任を担当されている北村翼先生は、「授業研究チーム」の一員として、双葉中学校の研究テーマである「協働的な学び」を前進させるために、校内のICT活用促進に尽力されてきました。今回は、授業でのICT活用を学校全体で定着化させるための仕組みや、その成果として、生徒に見られる変化などについてお伺いしました。

導入背景・目的
オクリンクプラスが契機となり校内の協働学習が活性化

北村先生
「協働的な学び」を本校の研究テーマとしているなかで、当時は教員や教科書・資料などから情報を学びとるという意味での「主体的な学び」は実践できていたものの、仲間同士のやり取りから「学び合う」というフェーズまでは至っていないという状況がありました。オクリンクプラスがその解決の糸口になるのではと着目していたところで、リリースのタイミングが夏休みに入る前だったことも後押しし、具体的に活用について考えるようになったのが最初のきっかけです。その後、前時の復習の効率化を図り、授業冒頭でのドリルパークの活用も段階的に取り入れるようになりました。


導入成果
学校全体でのICTを用いた「協働的な学び」の実践が定着化し、生徒の成長意欲を後押し

教員同士が学び合える仕組みを整えながら、学校全体のICT活用率の底上げを実現

北村先生
本校では、テーマ別に研修会グループを設けています。本年度は授業研究チームを立ち上げ、そのメンバーがICT活用の実践事例を挙げていき、校内に広めたり、質問に応じたりという役割を担っていました。そういった仕組みのなかでオクリンクプラスが導入され、もともとICTに感度の高い教員はますます活用の幅を広げていますし、これまで消極的だった教員においても、「みんなのボード」で議論を深めるという基本的な活用はほぼ定着してきていると思います。


積み重なる成長の履歴が、生徒自身の成長意欲を後押し

北村先生
オクリンクプラスもドリルパークもそうですが、気軽に自身の活動の積み重ねを振り返られるようになったことで、学びの深まりや広がりが可視化され、生徒一人ひとりの学習意欲が増したように感じています。同時に、教員にとっても、履歴を通して生徒の一連の変化を感じ取りやすくなったことで、授業づくりや評価など、役立ちを感じる場面が増えているのも確かです。一方、「協働的な学び」という側面では、オクリンクプラスの「みんなのボード」上で思考ツールを用いながら展開する授業に手応えを感じています。生徒一人ひとりの考えをリアルタイムかつ横並びで見せながら学びを深めていくことができるので、本校が目標として掲げてきた真の学び合いを形にできてきていると実感しています。


今後の展望・期待
教科縦割りで考えるのではなく、学校全体で課題を解決していくためのICT活用を

北村先生
ミライシードをはじめとしたICTは、使う場面や使い方が豊富にあるはずです。学校の課題や教員の力量に合わせて一定のパターンを用意し、学校全体で取り組んでいければ活用は加速するのかなと思います。例えば、「協働的な学びの促進」というテーマのもと、生徒同士の議論の機会を増やすために、オクリンクプラスの「みんなのボード」を用いる授業を教科や学年で区切らずに展開していくといったイメージです。このように決まったフレームがあれば、生徒にとっても、進級したあとも含めて慣れた枠組みの中で活用を進めていけるから安心して授業に向き合えますし、教員にとっても学校全体で共通の認識があることにより、悩みを共有し合える環境が整うと考えています。本校でもこのようなやり方を積み重ね、より深い実践の実現につなげていければと思います。




※ページの内容は2025年3月時点の情報です。

使用製品

オクリンクプラス

個人思考と共同作業の自由な行き来により
子ども同士が対話し、主体的に学んでいく授業運営を支援。

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