導入事例
効果的な使い方を
具体的に発信することで
ドリルパーク活用率80%越えを実現
- 取材
- 茨城県龍ケ崎市立長山中学校 | 蛯原先生、黒岡先生
- 使用製品
- ドリルパーク
- 学年
- 全学年
ドリルパーク活用率80%越えという全国でもトップをいく活用率の龍ケ崎市立長山中学校。活用を推進しているのは、ミライシードを使いこなす先生と、それを強力にバックアップするICT支援員の存在です。
学校全体に「とにかく使ってみる!」というムードを醸成するためにどのような手立てをとられたのか、また、実際にドリルパークを使うことで教師や生徒たちにどんなメリットがあるのか、お話をうかがいました。
導入成果
教師にも、生徒にもメリットが大きいドリルパーク。
AIドリルで個別最適化された問題を配信できるので、
繰り返し取り組んでしっかり学力定着していける 。
ミライシードの効果的な使い方が具体的にイメージできる だから学校全体での促進が進む

蛯原先生
教務主任として、生徒たちの主体的な学びや基礎学力の定着のためにもICT活用を促進していきたいと考えていました。全校でミライシードを導入したことで教員が使用するツールがひとつになり、実際に使いながら学びに役立つかどうかを検証できるようになりました。
ミライシードのアップデート情報については、黒岡先生が適時にキャッチアップして授業での使い方なども共有してくれているのですが、ICT支援員の谷田川さんからもほかの学校の実践例や成功例などを提供してもらっており、黒岡先生と谷田川さん が両輪となって活用促進を進めています。
お二人の活動をみていて感じるのは、具体的な活用シーンがイメージできるように声かけをしていること。 どの機能を授業のどのシーンで活用するのかを意識してお知らせいただき、個別にコミュニケーションされている。難しいことではないと思いますが、ただの掛け声で終わらずにいることが学校全体での活用が広がるポイントだと思います。

黒岡先生
ミライシードが導入されたとき、校内の情報担当として「とにかく使ってみよう」というスタンスで臨みました。
まずは自分が積極的に使うことを意識したんです。学校訪問や授業公開の場では、必ず活用するようにして、「こういうふうに使えるよ」と周囲に伝えていき、周囲にも「必ず使う」ように広めていきました。
当たり前かもしれませんが、使ってみないとわからない。逆にオクリンクプラスでもドリルパークでも、実際に使ってみることで、「もっとこう使えたかもしれない」「どう使えばもっとよかったんだろう」と振り返るきっかけが生まれます。そうした試行錯誤の繰り返しが、さらに活用を広げる好循環につながっていったのではないかと感じています。
「必ず使う」を広めるためには、具体的な活用シーンを示すことが大切。
ICT支援員の谷田川さんからも、アプリの工夫された使い方や授業での活かし方について、具体的な提案をいただくことも多くあります。
そうした情報をもとに、自分の授業で実際に試してみて「これはよかった」と感じたことは、具体的な活用シーンとともに発信するようにしています。提案をそのまま使うこともあれば、自分なりにアレンジして取り入れることもあります。

谷田川さん
もともと活用率の高い学校なので、黒岡先生はじめとした先生方も子どもたちも 授業のさまざまな場面で自在に使ってくださっていますし、黒岡先生は私がご説明する前に新機能をつかっていたりもされます(笑)
だからこそわたしもただ機能をご紹介するだけではなく、先生方が活用シーンをイメージできるように各教科のおすすめの事例をプリントアウトして先生方に配布させていただいたりしています。
また、先生方からの要望も実践的で授業の内容に深く関係した内容でいただきます。使っている先生方の本当にリアルな声を届けるのも私たちサポータの仕事だと考えていますので、いろいろなお話をうかがうようにしています。
高活用で実現された個別最適化された演習、友達との学び合い。
授業時間内で生徒一人ひとりのペースで活用できる。
黒岡先生
中1数学の授業ですが、冒頭で前時の小テスト返却をする時、事前にドリルパークでテスト範囲の問題を15分設定で配信しておきました。テストを返却したら模範解答で答えを確認して解き直し、わからないところを友達に聞くという一連の活動で、早く終わった生徒はドリルパークの問題に取り組むようにしました。一人ひとりに個別最適化された問題を配信することができるので、苦手な生徒には基礎の問題に、よく理解している生徒にはより難度の高い問題に取り組むことができます。本時の学習に入る前にそれぞれのレベルに応じた復習ができていました。

本時の学習に入ってからは、オクリンクプラスを活用します。課題カードを生徒たちに配信したあと、グループに分かれて各自の考えを「みんなのボード」に提出しなぜそう考えるのかを質問し合うようにしました。グループ内で追究しながら自分のカードを修正していきます。自分のカードが完成したら提出BOXに送付してもらうのですが、各自のペースで進めていくので、早く提出した生徒はドリルパークに取り組むようにしました。
オクリンクプラスで個人追究やグループ追究で考えを深めたり広げたりし、ドリルパークで個別最適化された演習に取り組んで知識・技能を定着させる。その行き来がしやすく、 AIドリルに取り組んできた蓄積に応じて適切なレベルと量の問題が出されるので、ドリルパークをどんどん活用していけるのだと思います。
紙からAIドリルへ。繰り返しが、学びの力になる。
繰り返しの取り組みが自然に進み、負担なく学力が定着へつなげる。

黒岡先生
紙のドリルとの大きなちがいは、AIドリルには何度でも取り組めるということです。しかも、生徒たちはそれを嫌がりません。 生徒たちからは「なんかこれ見覚えがある」「この問題は前に間違えたな」「この問題は大丈夫」などの発言が聞かれます。一度やったら終わりという紙のドリルでは見られなかった反応で、それだけ何度も取り組んで、しっかり覚えているということです。
また、限られた時間で問題に取り組ませたいときに、生徒一人ひとりのレベルに合わせた質と量の問題を配信できるのもよい点です。紙のプリントでは多すぎたり少なすぎたりしますが、問題数を調整して配信できる ので、教師にも、生徒たちにもメリットがあります。
たとえば小テストの見直しをした後で復習としてドリルパークの問題を配信したのですが、それまでの蓄積で個別最適化された問題が出されているのでとても効果的な復習ができました。
デジタルのよさは、書き直しが楽にできるということもあります。自分の考えの変容を残すために、カードを複写して更新するなどの使い方をしています。後から比較することができるので、アウトプットの場面でもどんどん活用していきたいと考えています。
※ページの内容は2025年9月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。




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