導入事例

長野市立吉田小学校 佐藤幹子先生
子どもたち起点の気づきを
引き出す授業の実現をめざす
取材
長野市立吉田小学校 | 佐藤幹子先生
使用製品
ドリルパークオクリンクプラステストパーク
学年
小学5年生、6年生

長野市立吉田小学校佐藤幹子先生は、理科を専科で担当。ICTを活用した理科の授業を通して、子どもたちが主体的に学び、考える力を育むことを目指しています。今回は、授業での工夫や子どもたちの変化について、先生の言葉で語っていただきました。

テストパークを取り入れ、子ども起点で弱点に気づけるチャンスが増える

佐藤先生
テストパークが長野市で導入され、授業での活用を開始しました。「テストパーク」を活用することで1つの授業の中で3回の理解確認を行う授業展開ができました。
最初はゲーム感覚でできる小テスト。子どもたちは楽しみながら取り組めます。
その後、テスト形式の「テストパーク」
テストパークでは、すぐに採点結果が確認でき、できなかったところがわかるので、間違えたところや不安だったところをすぐに「ドリルパーク」で復習。
異なる形式で繰り返すことで、知識の定着がぐっと高まりますし、『ここが不安だった』という気持ちをすぐに振り返って解消できるのが、子どもたちにとっても嬉しいようです。


子どもたちの視点を活かした理科の学びを広げる

佐藤先生
理科の実験では、子どもの手の届く実験や子ども自身が起点で進む実験を行うことを意識しています。
たとえば、発芽や生育条件を変えて植物を育てる比較実験では、子どもたち自身で条件設定を考える取り組みにしました。子ども自身で考えることで、石を取り除かない、土を使わないなどのユニークなアイディアが出ました。
予想と違う結果になった実験もありましたが、子どもたちは『なんで予想と違ったのだろう?』と理由を考えて、考察を深めていきました。 子どもたちの視点で実験することで、教科書にない子どもたちの発想で他の班条件グループとの比較が生まれ、違いの理由を考える力が育っていくのではないかと思っています。


「選択肢集計」で子どもたちの考えた発芽条件から、生育条件を考える。



「ピン集計」で各グループの結果をグラフ化し、生育状況を比較検討する。


5年生の『生命の誕生』では、メダカの受精からふ化までを写真や動画で撮影し「オクリンクプラス」を使って記録に残し、共有し合う実践を行いました。
動画で記録を残すことで、あとから見返して新たな気づきが生まれます。また、動画は1つではなく心臓や稚魚の動きなど、複数の結果を共有することもできるので、比較して考察力を引き上げるのにとても役立っています。

ICTは子どもの“気づき”を支えるツール

佐藤先生
授業では、板書を写真に撮って「オクリンクプラス」で共有するという取り組みも行っています。授業の板書には、その授業での子どもたちの気づきも残っている。
次の授業の冒頭で前回の板書を手軽に確認できることで、子ども達の気づきも含めて学びの振り返りが自然にできるようになりますし、欠席した子も授業の流れをそのまま追えるのでいいと思っています。


板書カードを授業後にみんなへ送信。授業の振り返りや欠席児童への連絡に活用。


また、「オクリンクプラス」は子どもたちの意見の共有や発表はもちろん協働的な学び合いに有効。班ごとにまとめカードを作るという共同編集を使った取り組みもよく行っています。役割を分担して進める班もあれば、みんなで一気に意見を出し合う班もあり、子どもたちがそれぞれ考えながら主体的に学び合っている様子に考える力がどんどん育っているのを感じます。



「カードテンプレート」の「実験を記録しよう」を活用。班で役割分担しながら共同でまとめていく。



これからも子ども達視点で気づきが生まれるように子ども起点の授業を積み重ねていきたいと思っています。

※ページの内容は2025年7月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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オクリンクプラス

個人思考と共同作業の自由な行き来により
子ども同士が対話し、主体的に学んでいく授業運営を支援。

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テストパーク

次の学びにつながるデジタルテスト。
先生方の働き方改革と子どもたちの学力向上を支援します。

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