導入事例

岡山県倉敷市立琴浦南小学校 星島校長先生、赤木先生
児童の学びに向かう力を育て、
教員の業務改善を実現
取材
岡山県倉敷市立琴浦南小学校
使用製品
ドリルパーク
学年
全学年

算数科における基礎・基本の定着を図るための演習量の確保と同時に教員の業務改善を目指し、校内でドリルパークの活用場面を少しずつ拡大されている倉敷市立琴浦南小学校。今回は、ドリルパークの活用方法やその効果について、具体的な事例とともに、星島校長先生と学力向上担当の赤木先生にお話を伺いました。

目的
・基礎・基本の定着を図るための演習量の確保
・下学年の学習を活用した振り返り学習の促進による主体的に学習に取り組む態度の育成
・教員の業務改善
効果
・単元をさかのぼっての学び直しが基礎学力の定着を後押し
・「解けた実感」の可視化による児童の意欲向上
・準備等に費やす時間が減ったことで教員の業務改善が実現

導入背景・目的
基礎・基本の定着を図るための演習量の確保

朝の学習からドリルパークの活用をスタート

赤木先生
本校では、算数科の基礎・基本の定着を図るために演習量を確保することを本年度の研究テーマに掲げています。そのためにまず注目したのが、毎朝10分間設けている朝の学習の時間です。これまでは、いろいろな方法で既習学習の復習を中心に取り組んでいましたが、10分という限られた時間でより学習効果の高い活動を行うためにドリルパークの活用を決めました。

星島校長先生
本校の傾向として、どの学年においても、四則計算でつまずいてしまう児童が一定数います。そういった教科的な課題を、「やりっぱなし」で終わってしまいがちな10分の活動の中身を変えることで解決できないかと考えたとき、個人に合った内容で問題に取り組めること、自動で採点されることなど、学習に不安をもつ児童も取り組みやすい仕組みが整っているドリルパークが候補に挙がりました。教員にとって時間のかかっていたプリントの準備等の必要がなくなることは、働き方改革の面でも期待が大きく、活用を後押しした大きな理由の一つです。

導入成果
児童の主体的に学習に取り組む態度を育てると同時に教員の業務改善を実現

朝の学習では「学び直し」を中心に

赤木先生
導入した直後は、朝の10分用に配信した課題に取り組むようにしたのですが、算数科の学習に苦手意識のある児童の手元には未着手の課題が溜まり続ける一方で、解ける児童は手持ち無沙汰になってしまうという状況が生まれていました。そこで、今は、一人ひとりに合った内容で演習量を確保できるよう「学び直し」を中心に取組を進めています。「学び直し」は、下学年の学習にもさかのぼって問題を解きます。一人ひとりの実態に応じた「ちょうどよい」問題で飽きずに取り組むことができるため、主体的に振り返り学習に取り組むことができます。そのため、どの児童も集中した時間を過ごせています。

「できた」の積み重ねを実感することが主体的に学習に取り組む態度を育てる

赤木先生
今は朝の学習以外の場面でもドリルパークを活用しています。例えば、授業では、教科書の問題を解き終えた児童が挑戦できる特別な問題として用意しています。ドリルパークには、ポイントなど、「できた!」を可視化できる仕組みがたくさんあり、その「解けた実感」を求めて前のめりに学習しようとする児童の姿が印象的です。児童の学習に対するモチベーションを高めるという意味では、自動採点の機能にもかなり助けられています。特に、できたかどうか不安のある児童にとって、テンポよく正誤を判断し、的確な解説を提示してくれるデジタルのメリットはとても大きいと感じています。


準備等に費やす時間を減らして得た時間を児童に還元

星島校長先生
ドリルパークの活用は、教員の課題解決に大きく寄与してくれています。プリントを作成し、印刷し、配布するという手間がなく、簡単な設定や問題選択だけ行えば、あとは採点まで自動で行われるので、児童が自分で進めることができますから、朝の学習に限らず、小テストやレディネステストなど、問題を用意したり結果を処理したりする場面での業務改善に直結している印象です。

赤木先生
その分、本来私たちが担う個別のフォローや、授業の質の向上などに時間を掛けられるようになり、とても充実しています。「リアルタイム進捗」でその場の取組状況を確認したり、家庭学習の履歴からやり直しの回数を把握したりと、プリントでの学習ではできなかったことができるようになったことで、教員にとっても児童にとってもより良い環境が整ったと感じています。これからも、基礎・基本の定着を図るための演習量の確保という目的以外にも、積極的にドリルパークを活用していきたいです。


※ページの内容は2024年11月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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