導入事例

大阪府枚方市立桜丘中学校 藤井先生
ドリルパークによる
定着度の確認を
“楽しく”“自律した”
学びへとつなげる
取材
大阪府枚方市立桜丘中学校
使用製品
ドリルパーク
学年
全学年

枚方市立桜丘中学校は、これまで設けていた朝読書の時間を、ドリルパークを使った朝学習の時間へと切り替えました。朝学習の実施担当者である藤井先生が、数か月にわたるお取り組みのなかで気づかれたのは、デジタルドリルの効率性と学習意欲に働きかけるパワー。お取り組みを全校的に広められたポイントとともに、詳細を伺いました。

導入背景・目的
基礎学力の向上をめざして、新しい挑戦へ

朝読書から、朝学習への移行

藤井先生
本校は2024年度の4月から、朝学習の時間にドリルパークの演習を取り入れています。

2023年度までは、月曜日から金曜日まで、毎朝読書の時間を設けていました。ただ、本校の課題として、基礎学力の定着に力を入れていきたいという声が上がったため、朝読書とドリルパークのハイブリッド型に切り替えることを決めました。



ただし、従来のように自作のプリントを用意して実施するとなると、少なからず教員の負担が増えてしまいます。これでは今の働き方改革の流れに反していると感じ、自作には抵抗がありました。かといって、紙の問題集は紙の問題集で、「問題集を開いて自分で取り組む」ことが“しんどい”と感じる子が出かねません。

その点、ドリルパークは最適な教材でした。教員は問題を用意する手間がほとんどかかりません。少ない問題数で単元全体を網羅できるよう設計されているので、生徒たちが取り組むハードルも下がります。紙の問題集と比べて、生徒たちが“しんどく”感じづらいのです。枚方市全体でミライシードを導入していることもあって、使ってみない手はないなと考えました。

導入成果
“しんどさ”のないコンパクトな学習が、学習意欲をかき立てる

課題配信を活用した、日替わり5教科の朝学習

教科担当者が授業の進度やクラスの授業に合わせて課題配信しています。例えば今日の理科の朝学習では、最近の授業内容から配信していました。課題の内容は、基本的に各教員の裁量に任せています。

ちなみに私は、生徒たちの解答状況を見て、配信する問題をその都度考えています。数学の場合、選択式の問題が少ないので、わからない生徒は無回答で終えがち。あまり無回答が多いときには、次の課題配信は基礎の単元から配信したり、生徒が解けた実感を持てるように前の学年の単元を配信したり、その場その場で課題をコントロールしています。

朝学習中は、クラスを移動しながら直接見て回る教員もいれば、職員室で「リアルタイム進捗」を確認している教員もいます。教室にいなくても生徒たちの様子がわかるのは、ドリルパークならではのよさですね。紙のプリントを配って「じゃあ、先生は職員室にいるからね」と言うと、「どうせ見ていないから」と取り組まない生徒が出たものですが、「リアルタイム進捗で見ているからね」と伝えておくと、私がその場にいなくても生徒たちは真剣に取り組んでくれます。

ちょうどいいボリューム感が、「やってみよう」につながる

実際に、子どもたちはとても意欲的にドリルパークに向かってくれています。教員が直接的・間接的に進捗を確認しているのもありますが、先に述べたように“しんどさ”を感じにくいからでしょう。スキマ時間でも解ける分量だからこそ、「ちょっとならやってみようかな」と思いやすい。たまに授業でも使うのですが、先日も「少し自由にやってみようか」と言った瞬間に、普段提出物をなかなか出せない生徒が自分からタブレットを開いて、黙々と取り組んでいました。短い時間で、好きなだけさかのぼって反復して勉強できる点は、これから自主学習を促していくうえで効果的に活用できるポイントになりそうです。

あらかじめ専用のマニュアルをつくり、先生方に活用法を浸透

初めての試みでしたので、先生方がドリルパークで朝学習を進めてくれるか、少し心配もしていました。そのために、昨年末の時点で先生方には朝学習の「お知らせプリント」を配付しておきました。枚方市のICT支援員さんと相談しながら、配信方法や履歴確認の方法をまとめたプリントです。
先生方も忙しいですから、ドリルパークのマニュアルだけ配っても、なかなか読んでもらえません。みなさんが使う端末と同じ端末で、実際の操作の仕方を説明したら、少しは取り組みやすくなるのではと考えました。



プリントを配ったかいあって、先生方は朝学習に熱心に取り組んでくれています。それに、朝学習を起点にドリルパークやICTの有効性に気づいて、授業内で積極的に端末を使ってくれる先生も増えてきました。まだ始まったばかりの実践ですが、朝学習やドリルパークを軸に、これからもICTの活用を深めていけたらと思います。

※ページの内容は2024年11月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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