導入事例

秋田県湯沢市立湯沢西小学校
自分で課題を選ぶことが学習意欲を高め、
子ども自身でどんどん学びを進めています。
取材
秋田県湯沢市立湯沢西小学校
使用製品
ドリルパーク
学年
全学年

湯沢西小学校は、全校児童が455人、1学年2〜3クラスの中規模校だ。2021〜23年度、秋田県教育委員会「ICTを活用した授業改善支援事業」の指定校として研究実践に取り組んできた。佐藤校長、研究主任の飯塚先生、2年生担任の渡部先生、3年生担任の山田先生、6年生担任の三浦先生にお話をうかがった。

目的
一人ひとりの学力向上に向けて、「個別最適な学び」を実現する
課題
・一斉型授業からの脱却を図りたい
・家庭学習も個別に合った学びになるよう、どう環境を整えるか
効果
・自分で課題を選べることで、子どもが学びにより積極的に
・教員の多くが、業務負担の軽減を実感

導入背景・目的
どの子どもも1人で操作できる
取り組みやすさがドリルパーク導入の決め手でした

「個別最適な学び」に向けて、少しずつでも授業を変えたい

佐藤校長
2021年度、1人1台のタブレット端末が配備され、ICTを活用した「個別最適な学び」に向けた授業づくりを課題の一つとして研究実践をスタートさせました。しかし、一斉型授業をすぐに変えるのは難しい。そこで、一人ひとりの理解度に合った問題を出してくれるデジタルドリルを活用すれば、授業の形を少しずつ変えられるのではないかと考えました。

飯塚先生
研究実践の一環として、低学年・中学年・高学年で業者の異なるデジタルドリルを1年間、活用しました。3つの中で教員や子どもから最も評価の高かったのがドリルパークで、2022年度から全学年で導入しています。どの学年の子どもでも1人で問題を選んで取り組める操作性のよさや、基礎から応用まで問題の質・量ともに豊富な点が評価のポイントです。


課題
教員の負担軽減を図りながら、
子どもが自律的に学びを進める環境を整えたい

「上位層が待つ」という状況を変える

飯塚先生
授業では、教員はどうしても学習内容の理解が十分でない子どもの支援に重点を置きがちです。できている子どもは、待たされたり、ほかの子どもに教えたりと、自分に合った学びができない状況が課題でした。上位層向けの問題やプリントの準備も、教員の手間暇がかかるため、なかなか用意できていませんでした。

家庭学習の「個別最適な学び」もめざす

佐藤校長
タブレット端末は、家庭学習での活用も期待されていますが、業務負担を考えると、教員が一人ひとりに合った課題を出すことは現実的ではありません。その点で、子どもが自分の学習履歴を把握でき、苦手に応じた問題に取り組めるドリルパークは、家庭学習でも、子どもの自律的な学びを支援できるツールだと感じました。

導入成果
授業でも家庭学習でもほぼ毎日活用するほど、
子どもたちは学びに意欲的です

学びへのハードルが低くなる仕組みが豊富

山田先生(3年生担任)
ドリルパークは、教科書の問題で学習内容の定着を確認できた子どもや、テストが早く終わった子どもの問題練習として、ほぼ毎日活用しています。ドリルの単元名は教科書の単元名と一致しているので、「○○の問題に取り組もう」と言えば、子どもは自分で問題を探し出して解いています。理解できている子どもが周りを待つことがなくなり、応用力を高めています。その間、理解が不十分な子どもの指導をさらに手厚くできるようになりました。

渡部先生(2年生担任)
デジタルドリルは入力して解答するので、文字を書くことが苦手な子どもにとって学習への心理的ハードルが低くなり、意欲的に取り組んでいます。国語では、漢字の字形に加えて、書き順もチェックしてくれる機能がいいですね。紙ドリルでは教員が見取ることができなかったので、子どもにとって大きな学びになっています。


三浦先生(6年生担任)
6年生では、3学期に算数の学習で6年間の総復習に取り組みました。特定の宿題を出さず、「将来の夢をかなえるための学習に取り組む」としたところ、多くの子どもがドリルパークを活用していました。自分1人では課題を見いだしにくい子どもも、ドリルパークは自分の苦手克服の問題を出し、丸付けも即時にしてくれ、間違えた問題は解説を見て復習できるからでしょう。自分で学びを選んで進めることが、学習意欲の向上に重要なのだと実感しています。

様々な機能を個別指導に生かしています

渡部先生(2年生担任)
授業中にドリルパークに取り組む際は、リアルタイム機能で子どもの学習状況を必ず把握しています。進んでいる子には「がんばっているね」と声をかけたり、手が止まっている子どもには個別に指導したりと、学習状況に応じた支援をよりしやすくなりました。

山田先生(3年生担任)
教員側の準備が必要なく、丸付けの手間もないので、ほぼ毎日、ドリルパークを活用しています。子どもも、隙間時間があると「ドリルパークに取り組んでいいですか」と聞いてきます。すぐに起動して始められますし、問題数が多いので、飽きないようです。社会や理科の問題もあり、写真や図が豊富で、楽しく学んでいます。


三浦先生(6年生担任)
漢字の意味や活用を理解させるために文章で書かせたい場合や、筆算や約分で途中式を残しておき、どこを間違えたのか確認させたい場合など、紙ドリルで取り組ませたい方がよいこともあります。デジタルドリルは、たくさんの問題に自分のペースで取り組めるのが利点です。デジタルドリルが定着した今、紙ドリルとの使い分けをより意識して授業づくりをしています。

今後の展望・期待
紙ドリルとデジタルドリル、双方のよさを生かし、
子どもが学びを選べる環境を整えたい

「個別最適な学び」を一歩ずつ進めていく

飯塚先生
ドリルパークの活用状況を見ると、授業では全学年で週3日〜毎日、家庭学習では3年生以上が週末課題などで活用しています。授業では、「練習問題など進度は子どもに任せた個別最適の手段として」活用する教員が9割を超えていました。校内研修でドリルパークの利便性を共有してきた結果、ベテラン・若手を問わず活用が定着しましたが、一方で、紙ドリルが取り組みやすいという子どももいます。紙ドリルとデジタルドリル、双方の特徴を踏まえた使い分けを継続していきたいと思います。


グラフ
9割以上がドリルパークを授業で活用


佐藤校長
保護者の意識は変わりつつあります。以前は宿題のプリントを出してほしいといった声が主流でしたが、今は自由に取り組ませてほしいといった家庭が少なくありません。子どもの理解度に応じた学びが重要であることはもちろん、各家庭で生活スタイルが異なる中で、子どもが自分で時間を見つけて、課題に取り組む環境を整えることが大切になっています。そうした観点からも、「個別最適な学び」の実現をこれからも目指していきます。



※ページの内容は2024年3月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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