導入事例
推進が一気に加速
個別最適な学びを実現する
ドリルパークの可能性
- 取材
- 香川県善通寺市立東中学校 | 小亀先生
- 使用製品
- ドリルパーク
- 学年
- 全学年
香川県善通寺市東中学校は、昨年度からミライシードを導入し、今年度から本格的にドリルパークを使った朝学習をスタート。中1の社会科を担当する小亀先生に、活用事例や今後の展望についてお伺いしました。
限られた利用から、確実な活用時間の確保へ

本校では昨年度にミライシードを導入しましたが、日課の変更により朝学習の時間がなくなり、授業の余白や自習など、限られた隙間時間での利用にとどまっていました。
各教科で取り組むワーク教材もあり、活用が思うように進まない状況が続いていたんです。「このままでは生徒にタブレット学習ならではの“個別最適な学び”を届けられない」と考え、今年6月末から「毎朝がんばれ!タブレットde 学習」と題してドリルパークを活用した朝学習の時間を設定。その時間を活用して、一人ひとりに応じた学習ができる体制を整えました。
導入成果
朝の10分で叶える一人ひとりに最適な学びの習慣
朝学習では、曜日ごとに担当教科を決め、その週や月ごとの課題を各教科の先生が配信しています。
配信自体は全員同じ内容ですが、生徒によって得意・不得意や理解の進み具合は異なるため、分からない部分は復習し、理解できている場合はさらに先の学習に進めるなど、それぞれの状況に合わせた学びができるよう工夫しています。

8時25分から35分までのわずか10分間ですが、時間を固定して取り組むことで「確実にタブレット学習に向かえる」環境が整いました。朝学習の再開以降、ミライシードの活用が以前より確実に進んでいると感じています。

準備時間の短縮実現で教員の労務負担を軽減
朝学習の課題配信にミライシードを活用することで、プリントや教材の準備が不要になり、大幅に労務時間が削減できました。
以前は印刷作業も含めて30分〜1時間ほどかかっていたと思います。ドリルパークは問題数やバリエーションが豊富で、効率的に課題を提供できるツールだと実感しています。
さらに履歴から「取り組み時間」や「進捗状況」を確認できるため、「この生徒はいまこの課題に取り組んでいる」「ここでつまずいている」など、把握できることも便利です。

1クラス30〜35人程度、各学年4クラス、全校生徒約390人の規模では、一人ひとりに合わせて解説するのは難しいですが、生徒自身が得意・不得意に応じて課題を選んで取り組める点は、個別最適の観点からも大きなメリットだと感じています。
特別支援教育で実感するミライシードの効果
ミライシードは、特別支援学級での活用でも効果を感じています。
字を読む・書くことや鉛筆を持つことが難しい生徒にとって、直感的に操作できる点が学習に取り組むきっかけになっています。また、特別支援学級に限らず、学習への取り掛かりが苦手な生徒にとっても、基礎的な学習の定着や習慣づくりを支えるツールになるのではないかと期待しています。
幼少期からスマホやタブレットに親しんで育った生徒にとっては、紙に書く・読むよりも快適に学習に向かうことができるツールだと感じているようです。
今後の展望・期待
段階的推進で校内への浸透を目指す

まずは自分自身が積極的に使い、これまで気づいていなかった便利な機能や活用方法を体感したいと思っています。
そのうえで、得られた工夫やコツを職員会議などで共有し、強制ではなく「便利だから自然に使いたくなる」というかたちで広がっていくのが理想です。
現在は家庭への持ち帰りは行っていませんが、ICTやSNSのルール整備や体制が整えば、家庭学習や長期休暇の課題としても活用していきたいと考えています。
広がり始めた活用とこれから期待する成果
本校ではまだ導入を始めたばかりで、十分な成果を実感できているわけではありませんが、今後は「学習探検ナビ」や小テストでの活用も視野に入れています。
推進を始めて日が浅いため、現時点では教員全員に活用が十分浸透しているとは言えません。ミライシードの効果が本格的に可視化されていくのはこれからだと期待しています。

※ページの内容は2025年9月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。




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