導入事例
- 取材
- 京都府木津川市立棚倉小学校
- 使用製品
- ドリルパーク
- 学年
- 全学年
導入背景・目的
リアルタイムで取り組みを確認し、即指導へ反映
算数科の授業は習熟度別クラス(単元により少人数制で指導をしています)で実施していますが、授業の後半では理解の確認と、習熟をはかるためにドリルパークを使っています。前日に授業で扱った内容に合わせた課題を設定し、授業直前に配信しています。例えば小数の筆算の単元では、教科書内容と複数の類題を、ドリルパークに配信された課題に取り組む流れです。
デジタルドリルは、タブレット一台で子ども全員の取り組みの様子がリアルタイムで把握できます。限られた時間で全員への声かけはできないため、「リアルタイム進捗」を活用し、支援が必要な子どもを特定しています。これによってタイミングを逃さず適切な指導ができています。手が止まっている子どもへの個別支援を大切にして、できるだけ多くの類題に触れてもらいたいと考えています。
紙のドリルも活用しているため、学習シーンや目的によってデジタルドリルと使い分けをしています。じっくり考えて解く時は紙、問題量を増やしたい時はデジタルドリル、という考え方が基本ですが、学習になかなかついていけていない子どもや、学習に抵抗感がある子どもはタブレットを用いることで取り組みやすくなることが期待できます。
導入成果
理解度の点検に宿題の取り組み履歴を活用
毎週水曜日は学校全体でタブレットを持ち帰り、宿題をする日として設定しています。ドリルパークで課題配信をし、子どもたちは主に算数科の復習に取り組んでいます。翌日、課題配信の履歴を確認し、正答状況、取り組み時間などをチェックします。クラス全体で正答率が低い問題がないかをすぐさま確認し、次の授業の冒頭で丁寧に解説するなど授業の内容に反映させています。一瞬でクラス全体の理解度や学習状況が把握できる点はデジタルドリルならではのよさです。子どもたちはドリルの取り組みの様子を先生が把握していることを知っているため、真剣に取り組みます。先生はその様子をほめたり、授業に活用したりでき、よりよい学びのためのサイクルが生まれています。
今後の展望・期待
見通しを持った主体的な学習
子どもには週の学習予定表を渡し、いつどのような学習をするかを提示しています。「テストが近いな」とか「そろそろ単元が終わるんだな」という見通しを子ども自身が持つことで、先生から言われてやるのではなく、ドリルパークを使って自主的に復習を進める子どもが増えてきました。基礎学力を高めるためには個別の最適な学びが不可欠と言えます。AIドリルをうまく指導に組み合わせることで、子どもたち一人ひとりの「自分に合った学び」が実現できるのはないかと期待しています。
※ページの内容は2024年7月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。