導入事例

京都府福知山市立日新中学校 小野先生、下呂先生、平野先生
「解けるから楽しい」を実現する
学習サイクルの確立
取材
京都府福知山市立日新中学校
使用製品
ドリルパーク
学年
1,2,3年生

全校生徒数が500名を超える大規模校の福知山市立日新中学校。
家庭学習においてドリルパークがどのように役立っているのか、数学担当の小野先生、理科担当の毛戸先生、英語担当の平野先生にお話を伺った。

目的
「解けるから楽しい」を実現する学習サイクルの確立
AIによる出題の個別最適化がもたらす学習の効率化
課題
家庭学習における課題提出率の低さ
効果
家庭学習を主体的に行えるように
取り組んだ分だけ成績に反映される生徒が増えた

導入背景・目的
自分の苦手に粘り強く向き合うという体験を、次の1問を解く意欲につなげるために

生徒のモチベーションに寄り添った活用の仕方で

毛戸先生)理科では、ゴールデンウィーク前、中間テスト前、期末テスト前の家庭学習で、ドリルパークの課題配信を行うことが多いです。取り組みを後押しするのに最も効果的なのはドリルパークで取り組んだ問題をテスト範囲に含めることなので、実際に、事前にアナウンスしたうえで出題することもあります。

習いたての鮮度の高い問題を解くことで「できた!」を積み重ねる

小野先生)私は、生徒たちに「わかった!」という達成感と「解けるから楽しい」という勉強の本質を体験してもらうために、復習のシチュエーションでドリルパークを活用することが多いです。今年度生徒に対して行ったアンケート結果からプリント学習を好む生徒が多いことがわかったので、数学では、普段の授業は基本的にノートやプリントで行い、最後の5分〜10分間でその日に学習した内容の問題をドリルパークで配信して解いてもらっています。

個別最適化された問題でそれぞれの課題に向き合う

平野先生)前任校では英語は朝学習の時間で活用していました。自分の好きな内容を勉強してOKとしているので、自分に最適化された苦手な問題をひたすら解いていく生徒もいれば、小学校の内容にさかのぼって復習する生徒や、テストに向けた対策を行う生徒もいます。各々が自分の課題と向き合い学習を進めてくれるので、頼もしいです。

課題
「一人」でやるけど「独り」じゃない配信ドリルで、家庭での学習を後押し

問題設計は生徒の状況に合わせて調整

小野先生)家庭学習の習慣を身につけてもらうためにドリルパークが役立っていて、例えば、定期テストや復習テストの範囲の問題を30分程度で取り組めるよう小分けにして配信したり、長期休暇には既習内容に沿った問題を少し多めに配信したりしています。まずは学校でドリルパークの使い方に慣れてもらって、タブレット端末さえ持ち帰れば家庭学習が完結するという状態にしておけると便利です。

お互いが「見える」メリットを生かす

毛戸先生)生徒のモチベーションを維持するために、長期休暇は特にこまめに課題を配信します。例えば、夏休みには1か月単位ではなく1週間単位で。また、教員からのコメント配信も積極的に行っています。生徒にとっては「先生が見てくれている」という安心感につながるようで、取り組み率が上がる傾向にあるんです。ドリルパークは、生徒の取り組み状況がリアルタイムでわかるので、私たちにとっては「生徒が見える」状態。指導や声かけなど対応を手厚くすることができるので、学習効果の向上にも期待しています。

夏休みこそ音声機能つきの配信ドリルで単語力を強化

平野先生)前任校でのミライシードの活用については、常に教科を超えて教員同士で情報を交換しながら実践していました。夏休みの課題も早々に配信しました。英語力は結局「単語力」ですから、音声を聞きながら効率的に暗記できるドリルパークは夏休みにもってこいの課題だと思っています。

導入成果
「解けるから楽しい」の繰り返しで、家庭学習がいつの間にか習慣化

配信課題をきっかけに主体性が醸成された

小野先生)当初は「指示」で始めた課題も、繰り返し解いて「できた!」の体験を重ねるうちに、一人ひとりの自信と習慣へと昇華していったと感じています。配信課題がきっかけとなり、それ以外の問題をドリルパーク上で自主的に解く生徒も今では珍しくありません。もともと家庭学習の習慣がついていなかった生徒は配信されたドリルに少しずつ取り組むようになり、苦手な単元にも粘り強く向き合えるようになりました。苦手を攻略した結果として定期テストに成果が表れたことは、本人にとって次の学習に向かう強固なモチベーションとなっていると思います。また、ドリルパークの取り組み状況から、これまで見えていなかった生徒たちのひたむきさを知ることができているので、教員としてもうれしい限りです。


今後の展望・期待
デジタルドリルのメリットを最大限生かし、すべての生徒に寄り添った活用・後押しを

取り組み時間にはまだ伸び代がある

小野先生)習慣は身についてきたものの、まだ時間的には十分とは言えません。主体的に取り組めるようになった生徒は、隙間時間をうまく活用しながら少しずつその時間を伸ばしていってほしいです。一方で、習慣がまだ身についていない生徒のフォローも丁寧にする必要があると考えています。

デジタルで可視化されるプロセスを認め正当な評価に繋げたい

毛戸先生)家庭学習をうまく進められない生徒に対しては、授業内で一緒にある程度やってみてから自宅に持ち帰らせるなど、習慣化のきっかけをつくるようにはしています。ただ、ドリルパークは取り組みの様子が可視化されるので、プロセスにおいて意欲などの評価をしやすいのが一つのメリット。思うように学習を進められない生徒でも、こういったデジタルの特徴を生かして、一人ひとりの頑張りをしっかりと認め、個別最適な後押しをしてあげたいと思います。

※ページの内容は2024年7月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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