導入事例
デジタルドリル中心にしたことで
取り組み量が増えても負担感なく
個別最適化された
効果的な学習が実現
- 取材
- 茨城県那珂市立五台小学校 | 臼井校長先生・郡司先生
- 使用製品
- ドリルパーク
- 学年
- 全学年
使用するソフトを戦略的にわけ、低学年から無理なくICTの利用を進め、全学年全教科で協働学習を導入するなど、市内でもICT活用の先頭を行く那珂市立五台小学校。宿題が提出のためにやらされるものになっていないか」という課題の払拭を目指してデジタルドリルを重視する方針を打ち出しました。具体的な活用方法とともに、子どもたちや先生の変化について、お話をうかがいました。
導入成果
宿題は「なんのため」?
各学年で検討を重ね、デジタルドリルを中心に。
結果、取り組み量・質の向上と、校務負荷軽減の両立が実現。
算数は基礎基本の定着に繰り返しが欠かせない。
だからこそ、デジタルドリルで負担なく繰り返し取り組ませたい。

郡司先生
6年生では、週3日と週末の宿題をドリルパークにしています。宿題の半分以上になります。その日の学習内容とともに、該当単元のさかのぼり単元も組み合わせて配信しています。クラスや子ども一人ひとりの理解度に合わせて配信する内容を選ぶことができます。
デジタルドリルにしてから宿題の量は格段に増えているのですが、子どもたちはそれをあまり感じることなく進んで取り組んでいます。
また、授業中に課題が早く終わったり待ち時間があったりすると、子どもたちは各自ドリルパークに取り組んでいます。デジタルドリルだと、自分の苦手な分野にも自主的に取り組めるよさがあるようです。
県配信の「基礎力アップチャレンジ問題」での正答率が低い問題はドリルパークでやり直しをしたり、授業中に振り返りを行ったりできるので、子どもたちの理解度をあげる丁寧な指導にも役立っています。
【子どもたちの変化】
紙だけの時よりも量は増え、効果的に取り組めるように
郡司先生
デジタルドリルになって、おそらく紙の時の倍近い量の問題に取り組めています。でも子どもたちはそこまで増えたと思っていません。ノートも不要、その場で正誤と解説がテンポよく出てくるからだと思います。
子どもたちにドリルパークのいいところ・便利なところについてアンケートをとってみたら、こんな声があがりました。
・自分の苦手な問題を見つけてくれるところ。
・3連続とか5連続でポイントが増えるのがいい。
・正解しても間違えても解説があるから、分かりやすい。
宿題なのでやはり「やらされてる」感はありますが、個別最適化されており、やる・やらないでテストの結果がかわると本人たちも自覚しているので、特別な声かけはなくても、こちらの出題についてきてくれています。
【教師の変化】
子どもの状況に合わせた指導・見取りと校務削減を実現
郡司先生
ドリルパークは、宿題の配信とともに提出・理解度・進捗管理のすべてを一覧でき、必要に合わせて声かけ指導が簡単にできます。一方で、漢字は紙ドリルやノートを併用してしっかり書く力も伸ばすというように、目的に合わせて使い分けられておりベストだと思います。宿題の配信も授業の終わり5分程度で完了するので、プリントを用意する手間がなくなりました。
算数だけではなく4教科あるのも助かっています。特に知識の定着を図るための理科や社会がドリルパークにはあるのでとてもよいところです。
【教師の変化】
宿題で知識・技能の定着、授業中は思考・判断・表現に集中

郡司先生
完全に分けているわけではありませんが、「ドリルパーク」の宿題で基礎を固め、ヌケをしっかり確認できるので、そのぶん授業中は思考・判断・表現を重視し、意見が出やすく発表を増やすような授業づくりができています。
子どもたちにとってタブレットは日常の一部です。黒板を見る、教科書を見る、タブレットで調べる、発信するなどメリハリをつけて使い分けるような声かけを意識していますが、そうすることで、授業中はどんどん「思考」を促していけると考えています。
学校のDXを推進することで、確かな学力を身につけるための
日々の学習活動も進化していく

臼井校長先生
算数の紙のドリルをデジタルに切り替える際、各学年で「宿題のドリルはなんのためにやるのか」ということを徹底的に話し合ってもらいました。ドリルを提出することが目的ではないし、全部取り組ませることが目的でもない。子どもたちに負担感なく基礎基本を定着させていくために繰り返し取り組めるということを考えた結果、先生方が決めたのがデジタルドリルの活用です。
先生方は、宿題、朝自習、授業の最後の振り返りなど、さまざまな学習場面で積極的にドリルパークを活用しています。単に知識・技能の定着というだけではなく、学習指導要領で示されている各教科の見方・考え方をどうはたらかせているかという点を大事にしていきたいと考えています。
ICTツールを活用することで、子どもたちがお互いの考えを交流しあい、自分にはない考え方に触れるということがしやすくなっています。それが教科の見方・考え方につながります。ICTサポーターの方が様々な提案をしてくださるので、ICTを校務で使うだけでなく、授業でも積極的に活用していけるように、学校全体のDX化を推進していきたいですね。
※ページの内容は2025年7月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。








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