導入事例
- 取材
- 奈良県五條市立五條南小学校
- 使用製品
- ドリルパーク
- 学年
- 4年生、5年生
導入背景・目的
朝夕の帯タイムで、効果的な理解定着を
授業中には児童同士の対話や交流といった協同的な学びの時間を十分に確保し、朝夕15分ずつ帯で確保された学習時間の「ぐんぐんスタディー」に、ドリルパークをはじめとするデジタルドリルを使って個別最適化された学習に取り組んでいます。毎日の紙のプリントを用意したり回収したりする煩雑さを懸念していたこともあり、また、デジタルドリルを使うことで子どもたちそれぞれにあった「たしかめ」ができるのではないかと思ったのです。(堀先生)
導入成果
子どもの状況を見て「今」取り組む問題を自在に可変
本来であれば、自分でやるべきことを決めて進めてほしいですが、最初の一手としてやってほしいことを課題として配信しています。
大まかな配信プランはありますが、あくまでもそれは目安。
「さっきの授業、自信がなさそうな子が多かったな」
「漢字テストの結果がよくなかったな」
「難しい~という声があがっていたな」
など、「今」の子どもの様子、表情を見て、その日配信する内容を変えます。ドリルパークは、配信設定時に問題の内容が表示されるため単元選定も楽。配信もとても簡単な手順で完了するため、「ぐんぐんスタディー」の直前に配信することがほとんどです。配信された課題が解き終わった子は、次の単元に進んだり、不安なところがある子は繰り返し取り組んだり、時間の使い方は様々です。先生側の課題配信の設定が楽だし、どういう問題が出るかが一覧でわかったりもするので、本当に使いやすいという印象ですね。(辻本先生)
デジタルドリルは何度もやり直せるのが利点の一つ。
私のクラスではドリルパークで漢字の練習をし、紙のドリルで書き取りをする2段階ステップを採用しています。ドリルパークでは筆順などをガイドに沿ってしっかり確認。書き直しにもストレスを感じません。その後紙のドリルで実際に書くことで定着度が上がっているようです。
子どもたちの様子は手元のタブレットで確認しています。声かけが必要そうな子にはそばに行き指導を。ひと目でクラス全員の取り組みの様子がわかるのはとても便利です(東先生)
元々校内の情報共有がさかんでICTの活用にとどまらず「ぐんぐんスタディーで●●したらよかったよ」とか「子どもたちが楽しそうに取り組んでいた」などと、よかった点、もっと改善したい点などを共有し、ほかの先生のやり方を互いに取り入れています。そこにICTサポータさんからのアドバイスが入ることも。単元のねらいにあったICTの使いどころはどこか、そのヒントから授業や活動の内容を練り上げています。
今後の展望・期待
「安心して間違うことができる」デジタルドリル
子どもたちの様子から、今日取り組むべき最適な問題を出すことで、授業で習った内容の理解が進んでいます。ドリルパークは問題のレベルが難しすぎず、易しすぎずちょうどよい。その点でも子どもたちのやる気が続いているようです。
「ぐんぐんスタディー」だけではなく、授業中にもデジタルドリルを使っています。ICTサポータさんにも相談し、この単元は前の学年の単元を最初に解いておくとよさそう、などと授業の目的によって解かせる内容を変えています。
デジタルドリルのよさとして、解いた直後に正誤がわかり、たとえ間違っていてもすぐに出てくる解説で、その場で理解し直せる点があります。紙の場合は、先生が採点をして手元にドリルが戻ってくるまで正解がわからない、間違っていても先生や友達に聞かないとなぜ不正解だったのかよくわからないといった点が課題でした。間違っていてもすぐにわかるようになるから大丈夫、そんな安心感が子どもたちにもあるようです。
2週間後の漢字テストに向けて、テスト範囲をまとめて課題配信し、当日までにそれぞれが取り組むという中学校のような課題形式にも挑戦しています。テスト当日までの日数や残っている範囲を意識することで自己調整力も高めていきたいです。
※ページの内容は2024年6月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。