ミライシードは、子どもたちが輝く
ニッポンの未来の実現に向け、
地域・学校・先生とともに、
教育のイノベーションを牽引します。
About
ミライシードとは?
ミライシードとは、公教育のICT活用を支援するために、ベネッセが独自開発した小中学校向けのデジタルエデュケーショナルサービスです。
- 子どもの主体的な学びを引き出すとともに、
クラスメイトとの協働的な学びの機会を作り出し、
多様な価値観に触れ合う学びを提供します。 - アセスメント(客観的評価)と、
個別最適化されたデジタルドリルの学習により、
学びの定着を促します。 - データ利活用の推進により、
多面的に子どもたちの見取りを高め、
先生の理想の授業に貢献します。
Story
ミライシードの変遷
学校教育現場は、いま大きな変革期にあります。先が見えにくい時代を背景に、自ら学びに向かう力を重視する方針へと変わりました。さらにデジタル化によって、主体的・協働的な学びの環境も整いつつあります。その一方で、先生たちに大きな負担がかかる状況が社会問題になっています。ベネッセは、2013年頃からデジタルエデュケーショナルサービス「ミライシード」の開発に踏み切りました。長年培った知見とICT技術により、教育のイノベーションを牽引する。信念をもって推進してきた「ミライシード」の変遷をご紹介します。
GIGAスクール構想に
先駆けて開発。
活用増加によって顕在化した
課題を改善へ。
当初のGIGAスクール構想では、学年段階的にデバイスが導入される予定でした。しかしコロナ禍により、急遽小中学校の全学年での導入が決定。過渡期の教育現場で、ベネッセがもつ総合的な学びの情報と知見が求められ、ミライシードの採択学校数が一気に増加しました。
2014年に
ミライシードをリリース。
デバイスの変化を
新しい学びのスタイルへ。
ミライシードのリリースは2014年。その頃の学校現場のデジタル活用は、電子黒板を使って教材を投影したり、デジタル教材をテレビで視聴したりと、子どもたちにとって受動的な内容でした。また、子どもたちがパソコンを使うにはパソコン教室に行かなければならず、その活用は限定的な内容にとどまっていました。
その後、国による一人一台のタブレットを活用する実証研究がスタート。調べた内容や写真などの記録をもとに情報活用能力を高める学習や、意見や分析をもとにプレゼンテーションし表現力を伸ばす学習など、デジタルならではの新しい学びのスタイルを構築する挑戦が始まりました。
ミライシードの組織の
拡大と進化により、
情報発信や人的介在など、
サービスの価値を拡充。
新学習指導要領で求められる、思考力・判断力・表現力が伸びる学びとはどうしたら身につくのか。現場の先生たちや自治体・教育委員会とともに、実践と検証を重ねました。機能の改善とコンテンツの改良の変遷は、試行錯誤の歴史そのものでもあります。
ミライシードの組織の拡大と進化によって、全国各地へ良質な活用ナレッジを展開。またGIGAスクール構想で採択数が増えたことにより、チームの人員を拡大。情報や知見の発信、人を介したサービスの拡充などを強化し、ミライシードを軸とした事業の展開を推進しました。
2020年に
タブレットが一斉配布。
ミライシードへの期待が
高まり、採択学校数が急増。
2020年、コロナ禍で学校教育にも混乱が残るなか、公立の小中学校でタブレットの一斉配布が行われ、オンラインでの授業や学習は一気に拡大。予期せぬ外部環境の変化による導入だったため、準備が整っていない教育現場で、どう対応していくのか。先生たちを中心に試行錯誤が始まりました。
教育業界を最前線で支援しつづけてきたベネッセへの期待が高まるとともに、ミライシードの採択数が急増。私たちにとっても、経験したことのない教育の新時代に、どのような価値創出ができるのか。また新たな挑戦が始まりました。
ベネッセの思想が未来を拓く。
子どもの個性に合わせた
学びの提供を。
教育現場にもデジタル化が進み、子どもたちそれぞれの学習習熟度に合わせた学びを提供することが可能になりました。さらにこれからの個別最適化は、個人の学び方や興味・関心の領域にも対応するよう進化していきます。子ども一人ひとりが、自分に合った学びを選択できることで、より学ぶ力を伸ばし、個性豊かに世界に羽ばたくきっかけをつくりたいと思います。
デジタルの力が、
先生たちの働き方を変える。
教育改革をはじめとする新たな要望が増える一方で、多忙を強いられる先生たちの働き方は課題が山積しています。その解決のためにも、効率化を得意とするデジタルの力で校務の負荷を軽減し、先生たちが子どもと向き合う時間を創出したい。従来の先生ひとりによる一斉指導の学びから、子どもたちの主体的で協働的な学びを促進し、真の教育DXを推進していきたいと考えています。
答えのない問いに対する答えは、教育現場にある。
いま教育現場は、「答えのない問い」に向き合っています。予測不能と言われる時代、これからの子どもたちに、どのような力が必要なのか。その力を育むためにふさわしい学びとは何か。まだ誰も答えを知らない問いに、私たちは教育関係者や保護者、地域とともに全力で向き合います。
私たちが確信をもって言えることはひとつ。それは、答えは現場にしかないということです。ベネッセの「顧客と一緒にものづくりをする」という考え方をもとに、現場の声を丁寧に聞き取っていきたい。子どもたちがよりよく生きる力を育むための学びを、教育現場とともにつくっていきます。