ベネッセは、「その先」の支援を実現するために、独自の育成システムを構築しています。
このシステムは、子供たちの「深い学び」を支援するため、日々進化を続けています。
ICT機器のサポート業務やトラブルへの一次対応に加え、教材作成の支援や授業の進め方をご提案するためには、幅広い知見が必要です。そこで授業に関わる、高い教育的知見を有したICT支援員を「教育マイスター」として認定する仕組みを導入しました。全てのICT支援員が、この認定取得に向け、日々研鑽に励んでいます。
ベネッセが累計5000校のサポート実績(2018年7月1日時点)で蓄積したデータベースは、先生方への事例提供に加え、ICT支援員の育成にも活用しています。全国で開発した人材育成ノウハウを、各地域のサポート組織に還元しています。この独自のシステムにより、各地域のサポート品質向上につなげています。
支援の品質を向上させるため、ベネッセでは次のような研修を定期的に行っています。以下はその一例です。
教育的 | 授業支援法 | 学校で必要なICTスキル | コンプライアンス |
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学習指導要領のポイント | 採択教科書と年間指導計画 | ネットワーク構成理解 | 人権 |
教育の情報化とは | 授業シーンを想定した先生方対象 ICT活用研修の進め方 |
情報セキュリティポリシー | 著作権と授業における著作物の扱い |
教育委員会・学校の仕組み | 「主体的・対話的で深い学び」での ICT機器・ソフト活用法 |
トラブル解消法 | 学校での個人情報保護 |
ICTサポータは地区ごとに、ともに切磋琢磨している仲間との絆があります。地域ごとに、定期的にサポータが集合する定例会を開催しています。普段はメーリングリスト等でつながっているサポータ同士が、日々の実践を共有を行い、全員でレベルアップを図ります。
授業を中心とした支援を行うためには、指導要領に基づいたICT活用の位置づけや情報モラルなど、専門的な知識を身につけていることが必要です。ICTサポータの採用時に行う研修や教育環境の変化に応じて改訂し続ける業務マニュアルの整備を通してICTサポータの育成を行っています。