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その他

いっしょに伸ばそう!ミライの芽/第16回 学年末に備えながら、冬の授業を充実させよう

まもなく2月を迎えますね。
1月はあっという間に過ぎてしまったのではないでしょうか?
担任の先生方は、今のクラスの子どもたちと一緒に学べるのも、あと40日程度となります。
2月、3月もあっという間に過ぎていきます。
1日1日を大切にしていきましょう。

2月は、「魔の2月」とも言われています。しんどい時期の方もいらっしゃるかもしれません。
私もたくさんしんどい時がありました。
通常の授業や行事に加え、2月から3月にかけては学期末の成績評価や通知表の作成などで忙しくなってきます。
一人ひとりの通知表をミスがないように作成していくのは、時間もかかりますし、集中力も必要です。
進級や入学に向けての準備も並行して始まってくるので、やることがたくさんありますね。

そんなときは、「この子たちと過ごせる時間もあと少ししかない」と考えていました。
大変だと思うのは当然のこと。でも、残された日数を数えてみると、意外と少ないということにも気づきます。

大変なときやつらいときは、近くの先生に相談してみてくださいね。
今はうまくいっている先生でも、過去にはきっと苦労をされた経験があるはずです。
忙しい時期を乗り越えるアイデアを、ぜひ聞いてみましょう。

4月になれば、新年度。新しい環境でのリスタートとなります。
私は大変な時、今の状況をしっかり記憶して、来年度に生かす材料にしようと思いながらやっていました。
だれでも、いい1年もあれば、うまくいかない1年もあります。
今がどんな状態でも、その経験を来年度に生かすということを大切にしていただければと思います。

さて、この時期ならではの授業や行事はいろいろありますね。
例えば、体育ではサッカーやマラソンを行っている学校が多いのではないでしょうか?
このような授業や行事も、ミライシードを使うと上手に、そしてちょっとラクに深めることができます

ミライシードのよいところは、一人ひとりの履歴がしっかり残ること
写真や動画で残せるので、練習や本番の様子を記録しておけば、子どもたちのがんばりを見逃すことなく評価できます。
行事の後の振り返りは、ミライシードで全員分を一覧できるようにしておくと、一目で確認ができます。
そして、子ども同士も友だちの振り返りを見て自然と学ぶためか、内容も深く、質が高くなっていきます。

ミライシードを使ってできる、授業や行事の振り返りのしかたの例は、以下のページにもたくさん載っています。
「クラスメイトに読まれる前提」で振り返りを書くことで、考えが深まる
行事や授業の振り返り | 活用事例 | Benesse ミライシード ファンサイト
振り返りを蓄積していくことで、自分の変化や成長に気づくことができる
行事の振り返りの蓄積による自己成長 | 活用事例 | Benesse ミライシード ファンサイト
考えを書いたカードを使って、深い意見交流が実現できる
授業展開が変わる広場の活用法 | 活用事例 | Benesse ミライシード ファンサイト

これらすべてに取り組む必要はありません。
一度見ていただき、これだけはやってみようという振り返りの方法を1つ決めてみましょう。

その後は3月までなど期間を決めて、同じ方法で振り返るようにするのが大切です。
ついついタブレット端末を使うのが面倒になってしまうこともあるかもしれません。
タブレット端末を使うのもハミガキと一緒。習慣です。
3月まですべての教科でこのやり方で振り返ると決め、やってみる。
その蓄積を成績づけに生かしてみる。ぜひ明日からやると決めてみてください。

やってみてよかったという実践は、ぜひまわりの先生方にも共有してみてください。

2月になると忙しくなってきます。
とにかく休めるときに休む。時間のある時に少し先の仕事を進めておきましょう。

ミライシードファンサイトのオンライン研修を受けておくのもおすすめです。
基本的な使い方はだいたいわかっているというかたには、「応用研修」もあります。授業での活用のしかたがすぐにわかるので、時短になりますよ。
オンライン研修は、こちらから見ることができます。

応用研修は 
『子ども主体の授業をつくる』 応用操作オンライン研修会 オクリンク編 → こちらから
『子ども主体の授業をつくる』 応用操作オンライン研修会 ムーブノート編 → こちらから
デジタル機器を上手に使いながら、忙しくなる学年末に備えましょう。

くれぐれも体調管理には気を付けてくださいね。
無理せずがんばりましょう。私もそうします。

【執筆者プロフィール】

庄子寛之
元・東京都公立小学校 指導教諭
現・ベネッセ教育総合研究所 教育イノベーションセンター 研究員