導入事例

データ活用による
観点別指導の
強化を実現
- 取材
- 埼玉県所沢市立美原中学校
- 学年
- 中学2年
評価観点別に学力を測定する問題を搭載し、デジタルテストならではの機能を拡充したCBTシステム「テストパーク」。「テストパーク」のモニター校としてテスト実践いただいた埼玉県所沢市立美原中学校の早川亮先生、冨永侑汰先生にお話を伺いました。
導入背景・目的
自動採点による即時フィードバックで指導の質を向上させたい
冨永先生
「テストパーク」はやはり自動で採点できる点がとてもうれしいですね。紙のテストでは採点に時間がかかってしまい…。例えば、小テストの採点に1時間かかる。それが「テストパーク」を使うと即時に採点まで終了する。採点の時間を考えると十分に取り組めなかった小テストも「テストパーク」を活用すれば継続的に取り組める気がしています!
早川先生
「テストパーク」は結果がすぐにわかり、テストを受けたその授業時間で子供たちにフィードバックできることが非常によい点だと思いました。子供たちの学習意欲も高まり、自己評価能力の向上にもつながると感じます。また、その場で問題の解説を聞き、解き直すことで、学力の定着にもつながると考えます。更に、単元の内容を理解できている子がすぐに見つかることで、生徒同士の学び合いの促進にも役立つのではないかと考えました。
導入成果
データ活用で観点別の個別指導を行い、学力向上を目指す
早川先生
「テストパーク」では「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」の観点別での得点率もすぐに出ます。同じ得点でも「知識・技能」の得点が低い生徒には「基礎的なドリルをもう少しやろうか?」といった指導を強化する一方、「思考力・判断力・表現力」の得点が低い生徒には自分の考えを表現する機会を増やします。
これまでも提出物や紙のドリルの取組状況を確認し、観点別の指導は行っていましたが、「テストパーク」を活用すれば、得点が一瞬で出るので根拠を持った指導をすぐに始められます。
1.事前にミライシードにログインするためのパスワードを確認しておく。
2.テストパークの実施方法について説明する。特に、メモ機能を使って途中結果を書き残せることや、不正アラートの機能について丁寧に説明を行う。
3.テストが始まったら、教員は生徒の様子を見取ることに集中する。
4.テストが終了すると、即座に採点が行われるので、その結果を生徒たちに伝える。平均点を読み上げたり、各問題の正答率を画面に提示したりして、結果を共有する。
5.正答率の低い問題について重点的に解説を行う。
【生徒向けアンケートより「テストパーク」がよい理由】(生徒向けアンケートより)
・図などが読みやすい。
・紙で書くよりタイピングするほうが速くできて解きやすかった。
・紙の場合よりミスも減らせるし、自分は字を書く速さが他人よりも遅いと感じる。
・解答が返ってくるスピードが速いため、定期テストに向けての意欲が上がる。
・どこを間違えたのかが一瞬でわかる。
・観点別平均点や問題別正答率をすぐに伝えてもらえた。
今後の展望・期待
フィードバックを“きちんとできる”テストで継続的な学力向上と指導の充実へ
冨永先生
今回実践してみて、テスト直後に設問ごとの正答率を共有すると、生徒たちの反応がとてもよかったので、今後の指導に活用していきます。
また、最初にもお伝えしましたが 「テストパーク」を活用して、学習内容定着のための小テストを継続的に実施し、生徒の学力向上を図りたいです。そして自動採点によって生み出された時間を有効に活用したいと思っています。
早川先生
「テストパーク」の結果を使えば、教員が生徒1人1人の観点別学習状況を手軽に把握できます。テスト後のフィードバックを確実に行い、生徒の学力向上に努めていきます。
※ページの内容は2024年11月時点の情報です。