ミライシード

導入事例

長崎県壱岐市立石田中学校 安原 美智子校長先生、山本 真帆先生
「正解のない問い」に、
デジタルで向き合う。
葛藤を可視化し、
自分自身と対話する道徳の授業。
取材
長崎県壱岐市立石田中学校 | 安原 美智子校長先生、山本 真帆先生
使用製品
ドリルパークオクリンクプラス
学年
中学校3年生

長崎県石田中学校で、家庭科や道徳、特別支援学級の指導を担当されている山本 真帆先生は、「ICT活用を特別なことではなく、誰もが自分を表現できる身近なツールにしたい」という思いのもと、日々授業づくりに取り組まれています。オクリンクプラスでの意見集約や、ドリルパークによる個別学習を効果的に使い分けてきたからこそ、生徒一人ひとりの思考のプロセスや「心の揺れ」がデータとして可視化され、自分を見つめ直し、他者と高め合うための確かな土台が生まれています。今回は、道徳の「臓器提供」というテーマにおいて、デジタルの「何度でもやり直せる」特性を活かし、生徒たちの深い葛藤を引き出していった実践をご紹介します。

導入背景・目的
ICTで深める、自分自身との対話

石田中学校の生徒たちは、道徳のような「答えが一つではない問い」に対して、周囲の意見に流されたり、深く考える前に思考を止めてしまったりする傾向がありました。特に臓器提供というテーマは、自分だけでなく家族の想いも絡む非常にデリケートな問題です。山本先生は、「このテーマは他人の意見に流されるものではなく、一人でじっくり、考える時間が必要だ」と考えました。そこで、あえてグループワークを排し、ICTを活用して「自分自身との対話」を徹底的に深める環境をつくることにしました。

 


授業での活用風景

「臓器提供」の教材内容に関する掲示物を基に学習への方向性や動機を持たせる。


臓器提供を希望する・しないの意思をオクリンクプラス上でピンで入力させる。

 

デジタル教科書の本文を読み、生徒は自分なりの考えをカードにまとめる

 


自分の考えを書けた生徒は他の生徒が書いたカードを読み、考えを深める

 

臓器提供を待つ人の動画を視聴し、自分の考えをまとめ他の人の意見を見る。

 


改めて自分の意思をピン集計で表現し、最後にオクリンクプラスで振り返りをする。

導入成果
タブレットは、言葉にできない思いを救い上げる『表現の場所』

自分の気持ちをみんなの前で言えない子や、うまく言葉で説明することができない子にとって、何か表現できる場所がないかなと思い、タブレットを使い始めました。今の生徒たちにとって『タブレットはより身近なもの』です。ノートに書くのは難しくても、デジタルなら自分の考えを引き出せる。またオクリンクプラスにはスタンプ機能があり、自分の意見に反応がもらえたことで、どんどん書けるようになってきています。思考が止まってしまった子が、『他の子の意見に触れることで再び考え始め、今では自ら考えを書き出せるようになった』という姿を見られるのが、何よりの成果だと感じています。


データとして残るからこそ、評価もしやすく、振り返りも深まる

以前はノートを回収するだけでも時間がかかって大変でしたが、オクリンクプラスなら『データとして私にも、子どもたちにも残る』。これが大きなメリットです。生徒たちの考えが積み重なっていくので、『振り返りがしやすいし、評価もしやすい』。生徒自身も過去の自分の意見を見返せるので、授業の中での自分の心の変化や、学びの足跡をしっかり実感できるようになっています。


『ノートの山』が消えるメリットを伝え、校内の活用の輪を広げる

ICT担当として先生方には、『ノートの提出や点検の負担が減りますよ』という利点も強く伝えています。かつてはテスト期間中、職員室の机がノートで埋め尽くされていましたが、今はそれがずいぶん少なくなりました。大切なのは、最初からすごい授業を目指すことではありません。『意見集約だけでも子どもたちのためになるし、ちょっとしたことでもいいんだよっていうのが伝えられたらな』と思っています。

※ページの内容は2026年3月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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オクリンクプラス

個人思考と共同作業の自由な行き来により
子ども同士が対話し、主体的に学んでいく授業運営を支援。

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