ミライシード

導入事例

三重県いなべ市立丹生川小学校 安藤 正一郎 教頭先生、小林 香穂 先生(6年生担当)、村田 真菜 先生(4年生担当)
児童の学び合いと
教員の働き方改革を両立する
ミライシード活用
取材
三重県いなべ市立丹生川小学校 | 安藤 正一郎 教頭先生、小林 香穂 先生(6年生担当)、村田 真菜 先生(4年生担当)
使用製品
ドリルパークカルテオクリンクプラステストパーク

三重県いなべ市立丹生川小学校では、ミライシードを導入し、すきま時間や単元末の復習、家庭学習に至るまで多角的なICT活用を推進しています。 特にドリルパークやテストパーク、オクリンクプラスを活用した実践は、知識の定着にとどまらず、児童同士の「協働的な学び」や、教員の負担を軽減する「働き方改革」において効果を実感しています。 今回は、同校の小林先生(6年生担当)、村田先生(4年生担当)、安藤教頭先生、ベネッセのICT支援員である栗岡さんに、活用事例や指導の変化について詳しくお話を伺いました。

導入背景・目的
休校対応とICT支援員の伴走が拓いたミライシード活用

村田先生と小林先生は前任校でもミライシードを活用された経験がありましたが、小林先生は丹生川小学校へ異動後に「オクリンクプラス」を初めて使用することになります。活用当初は操作に手間取ってしまわないか、授業を円滑に進められるのか、という不安もありましたが、ICT支援員の栗岡さんによる丁寧なサポートを通じ、安心感を持って取り組めるようになりました。一方、村田先生は前年度にテストパークの存在を知り、2026年度より「単元テスト前の習熟度確認(プレテスト)に使ってみたい」と着想を温めていました。

テストパーク活用が本格化したきっかけは、台風による突然の臨時休校でした。通常は授業内で活用されるテストパークですが、小林先生は1学期後半の急な休校のタイミングで、家庭学習の課題として配信する試みを行いました。

同校では児童が日頃からタブレットを持ち帰る運用を行っています。休校前日から持ち帰りと充電を確認し、当日の朝、保護者連絡ツールを介してミライシードで課題を配信している旨を保護者にも伝達しました。

家庭にいる児童は迷うことなくテストパークへアクセスして問題に取り組み、全員が課題を終えて登校後に返却・振り返りを行うことができました。この経験を通じ、場所とタイミングを選ばずに学習できることで、テストパークが学校内外でオンライン上の学習環境を保障するものとして有効であることを実感しました。

 


すきま時間のドリル演習と単元末プレテストなどでの活用のポイント

丹生川小学校ではテストパークやドリルパークを中心に学習活用が進められており、オクリンクプラスやICT支援員の伴走サポートがそれを支えています。同校の実践方法を5つのポイントでご紹介します。


- 【ポイント①】テストパーク:朝5分で準備完了!単元末プレテストによる効率的な定着確認 

村田先生の実践するテストパーク活用法は、算数の紙のテスト直前に行う「プレテスト」としての位置付けです。従来の算数では単元末に教科書の復習ページを解いて確認していましたが、その時間をテストパークでのプレテストへ置き換えました。

テストパークは先生が事前に問題をカスタムできる点に利便性を感じています。例えばひっ算問題が多く続く場合は、児童の実態に応じてひっ算問題を減らし、カッコ埋めや記述式などほかの回答形式の問題を増やして30分程度で終わる量に調整します。安藤教頭先生も「終わってほしい時間に合わせて問題をカスタムできるため、とても使いやすくなった」と評価されています。テストパークにより、朝のわずか5分程度で準備を完了し取り組めるようになりました。

 


- 【ポイント②】テストパーク:全体での回答確認から深める児童同士の活発な学び合い 

小林先生の6年生クラスでは、テストパーク実施後の「答え合わせと解き直し」において、児童同士の深い学び合いを生み出しています。

テストパークでの解答終了後、小林先生はクラス全体の問題ごとの正答率を教室前に映し出します。教員がそのまま解説するのではなく、正答率の低かった問題をピックアップして、児童の途中式も一緒に確認しながら、「どうやって考えたか」「どこが間違っているか」と児童に問いかけます。

児童たちは答案画面を見ながら、例えば「小数点がずれている」と間違いに気づき、友達に向けて解説を始めます。教員の解説より友達の説明の方が理解しやすく、実際の答案を共有することで正解への理解が深まります。クラス平均点や正答率も可視化されるため、盛り上がりながら答え合わせができ、モチベーション向上にもつながっています。つまずきを確認した上で解き直すため、「だから違ったのか」と納得して確実な定着につながっています。

 


- 【ポイント③】ドリルパーク:すきま時間や持ち帰り学習を支える個別最適な学び 

ドリルパークの主な活用場面は、授業中のすきま時間や課題が早く終わった児童の個別学習です。課題を終えるペースには個人差があるため、早く終わった児童からドリルパークに取り組ませ、各自のペースで学習を進められます。算数を指定することが多いですが、社会などやりたい教科を選ばせることもあります。

村田先生のクラスでも、課題や自習などの選択肢の中にドリルパークを取り入れています。日々持ち帰っているため、土日に自主学習として取り組む児童も多く見られます。一人ひとりの理解度に応じた問題が提示されるため、学習の遅れを防ぎつつ十分な学習量を確保できます。


- 【ポイント④】オクリンクプラス:表現のハードルを下げ、授業アイデアの幅を広げる 

オクリンクプラスは、学習に苦手意識を持つ児童への配慮や授業展開にも寄与しています。小林先生は、文字を書いたり消したりすることに抵抗がある児童にとってデジタル入力が大きな救いになると指摘します。手書きで紙をぐしゃぐしゃにしてしまう児童も、キーボードで入力したり写真を貼ったりして納得できる成果物が作れます。この成功体験が学習へのハードルを下げ、ドリルパークやテストパークへ取り組む姿勢づくりにもつながっています。


- 【ポイント⑤】ICT支援員の伴走サポートが生んだ円滑な運用スタート 

活用の背景にはICT支援員の存在が重要でした。導入時の不安に対し、栗岡さんは使い慣れていない先生へ簡単な手順から提案を行いました。授業見学や日常会話から困り感を察知し、「まずは写真を撮ってみましょう」など段階的にサポート。この伴走支援により、先生方は安心して新しい活用へ踏み出すことができました。

実際に授業づくりでのサポートの例です。村田先生が社会科の都道府県調べ学習で「特産物を地図上に表現したい」と相談した際、栗岡さんは「みんなのボード」上に日本地図画像を貼り、その上に児童が特産物を載せていく運用方法を提案しました。タイムリーな提案により、教員も「やってみよう!」と前向きになり、授業準備が楽しく、また楽になりました。

導入成果
丸付け待ち解消とデータの可視化がもたらす指導と意識の変化

ミライシードの活用により、教員、児童それぞれに変化が見られています。


- 【児童】即時採点がもたらす学習のモチベーションの維持 

即時採点によりすぐに自分の答案の振り返りができ、また正解時のポイント獲得が更に次の問題に取り組むためのモチベーションに繋がっています。取り組み状況や正答率がリアルタイムで集計・確認できるため、児童も教員もつまずきを即座に把握できます。ドリルパークでは児童のレベルに合わせ問題にも取り組むことができるため、学習に苦手意識を持つ児童でも取り組みやすく、学習に取り組むハードルが低いと感じられます。 


- 【教員】丸付け待ちの行列解消と業務効率化がもたらす「働き方改革」 

ミライシード導入による大きな変化は授業中の「丸付け待ちの行列」の解消です。紙のテストで取り組んでいた際は丸付けのために教員の前に列ができ、ロスタイムとなっていました。テストパークやドリルパークを活用すれば問題を解いた瞬間に自動で正確な丸付けが行われ、待たされることなく解き直しを行うことができます。

手作業による丸付け時間が削減され、印刷や課題準備の手間も省けます。教員の「働き方改革」を後押しするだけでなく、「子どもをみとり指導する」という本来の教育活動に多くの時間を割けるようになっています。

今後の展望・期待
子どもたちと共に踏み出す一歩が学校現場と働き方を大きく変える

活用に向け一歩踏み出せずにいる先生方へ、村田先生と小林先生は「働き方改革の第一歩として気軽に使ってみてほしい」と語ります。削減できる業務負担やロスタイムは計り知れず、「今や毎日の実践に欠かせないツール」となっています。

また、教員が操作についてすべてを完璧に熟知する必要はありません。操作に迷っても児童たちが「先生、こうするんだよ!」と進んで助けてくれます。一方的に教えるだけでなく、時には児童に教えてもらいながら共に授業を作り上げることで、クラス内に温かい信頼関係が築かれていきます。

頼もしい子どもたちとICT支援員のサポートを味方につけて一歩を踏み出すこと。丹生川小学校の実践は、児童の豊かな学び合いと教員の働き方改革が同時に実現できることを私たちに教えてくれます。

※ページの内容は2026年9月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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カルテ

ミライシードの学習履歴を活用し、
子どもの自己調整力を育むとともに、先生方の日々の指導と評価を支援します。

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オクリンクプラス

個人思考と共同作業の自由な行き来により
子ども同士が対話し、主体的に学んでいく授業運営を支援。

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テストパーク

次の学びにつながるデジタルテスト。
先生方の働き方改革と子どもたちの学力向上を支援します。

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