導入事例
への連携」と確かな学力を育む
~ドリルパーク活用とICT支援員との歩み~
- 取材
- 奈良県香芝市立旭ケ丘小学校 | 森田先生
- 使用製品
- ドリルパーク
奈良県香芝市立旭ケ丘小学校の森田先生は、低学年から高学年まで児童の発達段階に合わせたドリルパークの活用を展開し、ICT支援員との緊密な連携によって効果的な学習環境を構築しています。今回は、ドリルパークを活用した「多様な問題パターンに触れさせる指導法」や、授業の質を高める支援員とのチームワークについて、森田先生と、ICT支援員の細尾さんにお話を伺いました。
導入背景・目的
業務の負担からくる児童の見取りの大変さ
従来の紙媒体を中心とした指導において、最大の課題となっていたのは「時間の制約」と「児童一人ひとりのつまずきの把握」でした。
「以前、中学年や高学年を受け持っていた際、全員の漢字や計算のプリントを毎朝丸付けするだけで、朝の時間が30分近く費やされていました。しかし、朝の学級経営においては児童とのコミュニケーションや健康観察、さらには宿題の未提出者への対応などの多角的な関わりが求められます。さらに、クラス替え後の1学期初期においては、登校後の不安に対するケアや持ち物の整頓といった個別対応もあり、これらの対応に時間を費やされ、学習時間を圧迫してしまうことが、教員側の大きな負担となっていました。その結果、全員の課題を回収してチェックするだけにとどまり、児童が『どこでどのようにつまずいているか』を個別に把握、分析することに充分な時間を割くことが困難だったのです。」と森田先生は振り返ります。


低学年・中学年での活用、およびICT支援員との連携
森田先生は、ドリルパークとICT支援員の存在を最大限に活かし、以下のような3つのポイントを軸に運用を行っています。
1.【低学年の実践】1年生の「ドリル開き」と、ログインのハードルを越えた保護者との連携
1年生など低学年のICT導入では「ログイン」が大きな壁となります。森田先生はこの課題を、保護者との連携でクリアしました。ゴールデンウィーク前の懇談会で、保護者へ「パスワードを親子で『秘密の言葉』として決めてほしい」と依頼しました。「木曜に端末を持ち帰り、土日に家庭で練習、火曜に学校へ持ってくる」というサイクルを徹底し、7月の「ドリルパーク開き」には全員がスムーズにログインできるようになっていました。さらにICT支援員の細尾さんと連携し、児童がミライシードに出会う際に興味を引くような動画を作成しました。学習を押し出すのではなく「楽しそう、やってみたい」という遊び感覚から入ることで、児童はミライシードへ一気に引き込まれていきました。

2.【中学年の実践】3年生の算数で証明された「多様な問題パターンに触れさせる」効果とつまずき解消
3年生の算数では「概数」など抽象的な概念が増え、つまずく児童が増えやすくなります。森田先生は「多くの問題に出会うことで理解が深まる」という考えのもと、2学期からドリルパークの活用頻度を上げ、問題に取り組む量を多くする指導を行いました。紙のドリルを嫌がる児童も、ドリルパークであれば取り組むハードルが低く、問題にテンポよく取り組み、結果としてクラスの学力水準の底上げに成功しました。また、宿題の運用でも個別最適化を図っています。紙媒体の「手で書いて覚える」良さも大切にしつつ、紙のプリントに苦手意識が強い児童には「紙の宿題を減らし、ドリルパークで類似問題を多めに配信する」など、実態に応じた柔軟な調整を行っています。

3.【ICT支援員との連携】単なる機器対応ではない、授業の質を深める「伴走者」としての存在
森田先生は、ICT支援員・細尾さんと一緒に授業づくりをされていました。3年生の国語で説明文の構成を指導した際、細尾さんの提案で「思考ツールのカードを色分けして整理する」という工夫を取り入れ、児童の思考をより可視化する授業を実現しました。また、多忙な先生方に配慮し、役立つ操作テクニックや授業案をデータで共有。先生方が手の空いたタイミングで確認できる環境を整え、活用の心理的負担を大きく軽減させています。

導入成果
子どもたちのモチベーション向上と、先生の「見取り」の変化
ドリルパークの活用により、児童の学習に変化が生まれています。
最も大きな活用の効果は、児童自身の「間違いに対するフィードバックのスパンが短くなったこと」です。紙のプリントであれば、提出後に教員が丸付けをして返却するまでにタイムラグが発生します。しかし、自動採点機能を持つドリルパークであれば、児童はその場で即座に間違いに気づくことができます。「入力ミスをしたのか、計算を間違えたのか、あるいは根本的に理解していないのかを、教員を介さずとも自分で繰り返し解き直しながら学んでいけるのが大きな魅力です」と森田先生は評価します。
教員側の変化としては、全体管理画面によって児童のつまずきが一目で把握できるようになったことが挙げられます。これにより、児童個別の見取りの精度が格段に上がりました。さらに、ICT支援員の細尾さんが役立つ操作テクニックや授業案を共有してくれるため、多忙な教員でも自身の落ち着いたタイミングで情報を確認でき、心理的・時間的な負担が軽減されています。
今後の展望・期待
ミライシードとの「出会い」を楽しく演出してみてはどうでしょうか。

最後に、ICT活用やドリルパークの導入に悩む他校の先生方に向けて、森田先生と細尾さんからメッセージをいただきました。
「最初は低学年に端末を使わせることに躊躇するかもしれません。しかし、適切なステップを踏み、子どもたちの可能性を信じて委ねてみれば、案外スムーズに使いこなして驚かせてくれます。まずはミライシードとの『出会い』を楽しく演出することから始めてみてください」(森田先生)
「先生方は日々非常に多忙なスケジュールの中で動かれています。私たちは単なる機器トラブルの対応だけでなく、先生がやりたい授業のアイデアを一緒に深めるパートナーでありたいと考えています。」(ICT支援員・細尾さん)
※ページの内容は2026年7月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。


