ミライシード

導入事例

三重県四日市市立浜田小学校 安田 麻希先生
タブレットは「文房具の一つ」。
学校全体で挑むドリルパークを活用した
家庭学習の定着と主体性を育むアプローチ
取材
三重県四日市市立浜田小学校 | 安田 麻希先生
使用製品
ドリルパークカルテ

三重県四日市市立浜田小学校では、児童一人ひとりに配備された端末が<文房具の一つ>と位置づけられており、日々の学習に活用されています。今回、4年生の学年主任を務める安田先生に、家庭学習(宿題)や授業内での<ドリルパーク>や<カルテ>活用の工夫や、児童に見られたポジティブな変化についてお話を伺いました。

導入背景・目的
保護者負担軽減、業務効率化、児童への迅速フィードバックを目指して

ドリルパークの本格的な活用を始める前、同校では長期休業中のワークや日々の計算ドリルなどを紙媒体で購入していました。これらは保護者の経済的な負担となっており、「少しでも負担を減らしたい。」という思いがICT活用の大きなきっかけとなりました。

紙のワークを買わない場合は、教員が自らプリントを選定し、印刷して冊子のようにホッチキスで留めて配布する作業を行っていましたが、特に夏休み前などはこの準備に膨大な時間と労力がかかっており教員への負荷が大きくなっていました。さらに、児童が提出した宿題の採点や確認を行い、児童に返すまでには時間がかかるため、児童が<どこで間違えたのか>を新鮮なうちに振り返ることが難しいという課題もありました。

このような<保護者の負担軽減><教員の業務効率化>、そして<児童への迅速なフィードバック>という3つの課題を同時に解決するための手段として、個別の課題配信や自動採点機能を持つドリルパークの活用が始まりました。



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ミライシードを活かした授業・家庭学習の工夫


現在、4年生では主に算数の家庭学習(毎日の宿題)としてドリルパークを活用しています。安田先生は、授業の進度に合わせてドリルパークから3〜4つほどの問題を選択して配信しています。「児童が躓きそうな単元をピックアップして宿題に出すようにしています。管理画面で児童の正答率を簡単に確認できるので、見取りも楽にできます。」と安田先生は語ります。

 


また、家庭学習だけでなく授業内の<隙間時間>の活用も徹底されています。算数の単元末にある確かめ問題やカラーテストが早く終わった際に、ドリルパークの取り組みを推奨しています。「以前はテストが終わったら読書をさせていましたが、そこにドリルパークという選択肢を示し、復習に取り組めるということを案内しました。今では、こちらから指示をしなくてもテストが終わった児童から自然と端末を開き、自主的に復習を始める姿が当たり前になっています。」(安田先生)

運用においては、デジタルとアナログの棲み分けも重視されています。漢字の書き取りや算数の作図、複雑な計算などは、紙に書くメリットを重視し、従来通り紙のドリルやノートを併用しています。

このデジタルとアナログの両方の運用を支えているのが、同校が低学年の頃から徹底してきたタブレット活用の指導です。「校内では『タブレットはノートや鉛筆と同じ文房具の一つ』という考えをもとに、1年生の段階から指導を積み重ねてきました 。タブレット端末が、ゲームをしたり動画を見るだけのような遊びの道具ではなく、勉強するためのツールという共通認識を、学校全体のどの先生もブレずに指導しているからこそ、児童が目的外の利用をせずに学習に集中できています。」と、学校全体で一枚岩となって取り組む大切さを強調されました。

導入成果
子どもたちのモチベーション向上と、先生の「見取り」の変化

ドリルパークの活用により、児童の学習習慣や意欲には確かな変化が生まれています。最大のメリットは、手軽に使える道具としての<起動のしやすさ>と<即時フィードバック>です。学び始めるまでの心理的ハードルが低く、隙間時間に手軽に取り組めるため、児童が自主的に学ぶ動機付けになっています。台風による臨時休校の際にも、教員が促すことなく「自分で問題を選んで復習しました。」と主体的に取り組む児童が見られました。

また、ミライシードのカルテ機能も児童の意欲を強力に後押ししています。問題を解くことでポイントが貯まり、ガチャを引いてカードを集められるコレクション要素が、子どもたちの間で大人気です。「私がこの子たちを2年生の頃から持ち上がりで担当しているのですが、3年、4年と進む中で『カルテ』機能を見つけてからはみんな夢中になっています。『あと何枚でコンプリートできる』『そのカードもう出た?』とお互いに声を掛け合い、楽しそうに学習を進めています。中には、一度間違えた問題を全部丸になるまで何度も解き直す子もいます。」と児童の学習行動の変化が見られる様子を語られました。


一方、先生方による児童の<見取り>や指導にも変化がありました。ドリルパークでは自動採点され児童は即時に結果を確認できるため、かつてプリントの山を採点していた時間が大幅に削減され、その分を授業づくりや児童への直接的な指導に充てられるようになりました。


ただし、安田先生はデジタルでは見取れない部分にも目を向けます。ドリルパークでは、紙のノートのように<児童が消しゴムで消した跡>といった思考のプロセスが見えにくいため、単に正解・不正解のデータだけを鵜呑みにせず、日々の授業での様子や紙のノートの記述を組み合わせた多角的な見取りが重要であると強調されます。また、管理画面で無回答のまま次へ進んで実施済みにしている児童を見つけた際には、単に注意するのではなく、「本当に自分のためになっているか。」「どんな自分になっていきたいか。」と児童自身に問いかけ、自己調整学習や主体的な自主学習の土台を育むためのきっかけとして活用されています。

今後の展望・期待
ちょっとした隙間時間での活用から始めてみませんか?

浜田小学校では、今後も教職員間で認識を共有しながら、デジタルとアナログのメリハリをつけた指導を継続していく方針です 。四日市市教育委員会の指導主事は、「浜田小学校のように全校で共通の認識を持ち、徹底して取り組むことが、ICTを活用した学びの日常化につながっています。この素晴らしい取り組みをモデル事例として、ぜひ他校へも横展開していきたい。」と期待を寄せます。

最後に、活用方法に悩んでいる他校の先生方に向けて、安田先生から次のような温かいアドバイスをいただきました。「最初から難しく考える必要はありません。まずは授業の中のちょっとした隙間時間に『今から先生が配信するものをやってみてね』と提示してみたり、10分間の朝学習の時間で使ってみたり、宿題として1回だけ出してみる。あるいは、単元が終わるタイミングで『復習がてらやってみよう』ときっかけ作りとして出してみるなど、スモールステップで始めてみるのがおすすめです。まずは手軽に使える道具として、子どもたちに選択肢の一つとして示してみることから始めてみてはいかがでしょうか」

※ページの内容は2026年7月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

製品情報を見る

カルテ

ミライシードの学習履歴を活用し、
子どもの自己調整力を育むとともに、先生方の日々の指導と評価を支援します。

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