ミライシード

導入事例

東京都八王子市立松木中学校 鈴木 皓大 先生
オクリンクプラスの「他者参照」で育む、
表現力と複線型の学び
取材
東京都八王子市立松木中学校 | 鈴木 皓大 先生
使用製品
オクリンクプラス

東京都八王子市立松木中学校では、3年生の理科を中心に「オクリンクプラス」を活用した授業実践が行われています。情報主任を務める鈴木先生は、オクリンクプラスの他者参照のしやすさやライブモニタリング機能を活かすことで、生徒の多様な表現力を引き出し、個に応じた丁寧な見取りを実現しています。

導入背景・目的
情報主任として自ら活用を開始

同校では、以前からミライシードが導入されていたものの、IDやパスワードの管理、ログインの手間などがハードルとなり、教員の活用率に課題がありました。

転機となったのは、2025年度、鈴木先生が情報主任に着任したことです。鈴木先生は、Googleアカウントとミライシードアカウントの紐づけ(シングルサインオン)を行いました。「副校長先生から連携ができるという話を聞き、実際に設定してみるとログインのハードルが大きく下がりました。生徒や他の先生から使い方を聞かれる機会も増えたため、まずは自分が使いこなして魅力を発信しようと考えました」と鈴木先生は振り返ります。こうして、3年生の理科の授業を中心に「オクリンクプラス」の本格的な活用がスタートしました。



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オクリンクプラスの強みを活かした理科の授業と工夫


鈴木先生は、プレゼンテーション資料の作成に長けたGoogleのアプリと、リアルタイムな意見共有・比較が得意なオクリンクプラスの強みを理解し、授業の目的に応じて使い分けています。

オクリンクプラスを活用した具体的な工夫は以下の3点です。


-ポイント1 : 視覚的な配置と他者参照で思考を広げる授業設計

理科の「温泉の紹介(pHとイオン)」の授業では、各自が調べた温泉のpHごとにカードを配置させました。スライドでは難しい「視覚的にクラス全体の中での自分の位置を把握する」ことがオクリンクプラスなら容易にでき、「自分と同じアルカリ性を調べている友達はこんなまとめ方をしている」「酸性の温泉はアルカリ性の温泉とこんな点が違う」といった気づきが自然に生まれます。

また、「運動とエネルギー」の単元の導入ではブレインストーミングを実施。「運動」から連想する言葉を自由に書かせキーワード集計を行うことで、単元の最初の時点での「運動」のイメージを可視化します。単元の最後にも同様のことを行い、単元の最初と最後を比較することで、生徒自身の学びの深まりや意識の変化を捉える取り組みを行っています。

 

-ポイント2:画面共有と事前基準提示で「次にやること」を明確化

授業内で指示を出す際、鈴木先生は画面共有機能を使い、教員側の操作画面を見せながら「いったん画面を止めますね」と声をかけて一斉に集中させます。作業手順やコピー方法を視覚的に見せることで、指示理解の手助けをしています。 さらに、評価基準(ルーブリック)の明確化も工夫しています。鈴木先生が自ら作成した「B評価(標準達成)の基準カード」を生徒のボードに配付し、「ここのレベルまで全員目指そう。さらに工夫やオリジナリティがあればA評価になるよ」と伝えます。生徒は相手に伝わるにはさらにどんな工夫をするか自分で考えるようになり、目標を持って意欲的に工夫を凝らします。


-ポイント3:紙とデジタルの選択肢を用意し、生徒に委ねる複線型授業

鈴木先生の授業では「移動して友達と相談してもいいし、一人で集中してもいい」という柔軟なスタイルをとります。さらに、デジタル上での作業が苦手な生徒のために、紙のプリントも用意しています。「紙に書いてから入力したい子、紙だけで進めたい子など様々です。選択肢を与えることで、全員が安心して取り組めます」と鈴木先生は語ります。

導入成果
心理的安全性による表現力の向上と、ライブモニタリングによる機動的な見取り

オクリンクプラスの導入により、生徒の学びと先生の指導の双方に変化が生まれています。


-生徒たちの変化:心理的安全性が生まれ、自分らしい表現が可能に

挙手して発言するのが苦手な生徒も、画面上であれば自分の考えを表現しやすくなります。他者の多様な意見や表現をリアルタイムで見られることで、「こんな意見でもいいんだ」という心理的安全性が生まれ、クラス全体の表現意欲が高まり、誰でも授業に参加できる環境を作ることができています。


-先生方の変化:生徒の進捗把握とアナログ作業の削減

教員側にとって最大のメリットは見取りの深化です。鈴木先生は一画面で全員の進捗を確認し、手が止まっている生徒や不適切な書き込みにすぐ気づいて個別サポートへ向かうことができます。 また、紙の付箋や台紙を準備・配布・回収する手間が一切なくなり、教材準備の効率化にもつながっています。

今後の展望・期待
先生方へのメッセージ

鈴木先生は、ミライシードとGoogleを目的によって効果的に使い分けています。アニメーションを用いた発表資料の作成などでは「Google スライド」を、他者参照や意見の集約・集計をメインとする場面では「ミライシードのオクリンクプラス」を活用しています。

今後は、社会科とのつながりを意識し、1年生の地震や台風の学習で「ピン集計」機能を活用して被害地域を地図上に可視化したり、「マイボード」機能を使って生徒自身の思考をまとめさせたりと、さらに活用を深めていきたい」と意気込みを語られました。

 


「ICTツールは、教員が一方的に教えるためではなく、生徒に学びを委ね、サポートするために非常に有効です。まずは、教員自身が1つの機能から使ってみることで、生徒の意外な表現力や工夫に出会えるはずです」と鈴木先生は語ってくれました。

※ページの内容は2026年7月時点の情報です。

使用製品

オクリンクプラス

個人思考と共同作業の自由な行き来により
子ども同士が対話し、主体的に学んでいく授業運営を支援。

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