導入事例
データによる見取りと学習習慣づくり
- 取材
- 大阪府豊中市立第五中学校 | 古田先生、谷先生
- 使用製品
- ドリルパーク
大阪府の豊中市立第五中学校では、基礎学力の定着に向けミライシードの「ドリルパーク」を活用しています。社会科を中心にテスト前に自主学習としてテスト範囲を配信したところ、生徒の学習意欲が向上し、ドリルパークに取り組んだ生徒の定期テストの点数が大幅にアップする成果が生まれました。教員の負担を減らし生徒の意欲を引き出す具体的な活用法と効果を紹介します。
- 最初に
- 導入背景・目的
- 活用方法
- 導入効果
- 最後に
最初に
本お取り組みのポイント整理

導入背景・目的
テスト勉強のための十分な演習量を確保したい
豊中市立第五中学校では、限られた授業時数の中で、生徒一人ひとりに十分な演習量を確保することを目的に、「ドリルパーク」を活用しています。
社会科担当の古田先生は、生徒がテスト勉強で何に取り組めばよいか分からず、十分な演習量を確保できていないことに課題を感じていました。
「社会科はどれだけ多くの問題に触れられるかが学力定着の鍵になります。紙の問題集だけでは十分な問題量を確保することが難しいため、演習機会を増やす必要があると考えていました。」と古田先生は振り返ります。
また、従来の紙プリントによる宿題は、作成・印刷・回収・採点に多くの時間を要し、教員の負担となっていました。さらに、家庭学習の状況をリアルタイムで把握することや、生徒の習熟度に応じた指導・見取りにも課題がありました。
こうした中、前任校でドリルパークの効果を実感していた古田先生は、これらの課題の解決に向けてドリルパークの活用を開始しました。
活用方法
ドリルパークを活かした学習指導の工夫
豊中市立第五中学校におけるドリルパークの活用は、生徒の自主性を重んじるスタイルを基本としています。
最も効果を発揮しているのが、定期テスト前の家庭学習です。古田先生はテストの2週間前に範囲の単元を一斉に配信。この際、評価に加える「強制的な宿題」ではなく、あくまで「自分のための自主学習」と位置づけ、生徒が前向きに取り組めるよう声かけを行いました。
配信時は生徒の習熟度に合わせて段階的に取り組めるよう、以下のような工夫を行っています。
• 「レベル1」:基礎を固めたい生徒向け。何度も反復して定着を図る。
• 「レベル2」:余力のある生徒向け。応用問題に挑戦し、さらなる高みを目指す。
このように難易度を分けた配信を工夫することで、自走型の学習環境を整えました。
しかし、配信しただけでは生徒が取り組まないため、学習指導部の谷先生や古田先生は以下のような取り組みの促進を工夫されています。
― 1.授業内の隙間時間の活用
谷先生は、技術科の授業で作業が早く終わった最後の5〜10分間にタブレットに慣れるために「5教科の復習や実力テスト対策としてドリルパークを触ってごらん。」と案内しています。授業の終わりに生徒同士で1台の端末を囲み、一緒に解き直しを楽しむ姿も見られるなど、自発的に学習する姿が見られるようになってきました。
― 2.先生の声かけによる伴走
ドリルパークに蓄積される各生徒の学習時間などのデータを他教科の先生方へ積極的に共有しています。これにより、自分が担当していない教科であっても、「〇〇さん、ドリルパークをすごく頑張っているね!」と具体的な数字をもとに「声かけのきっかけ」を行い、生徒の学習を先生が伴走できる形ができています。
― 3.授業内で内容を見る時間をとる
教科書準拠で取り組めることも生徒が取り組みやすいポイントの1つです。谷先生は、「ドリルパークで単元名が表示されているため、ドリルパークの内容を授業内で生徒に伝えて見てもらうと、生徒たちは『授業でやったやつあるやん!』と、食いついていました。」と語ります。
導入効果
子どもたちのモチベーション向上と、先生の「見取り」の変化
自主学習としての配信でありながら、生徒の学習行動と成績に驚くべき成果をもたらしました。
― 1.成績向上の変化と周囲への波及
テスト前2週間のドリルパークの平均学習時間が学年で2時間50分であったのに対し、点数を大きく伸ばした2人の生徒はそれぞれ11時間、8時間もドリルパークに費やしていました。この2人は、間違えた問題の「解き直し」を正解するまで徹底的に繰り返していたのが特徴です。
結果、学年平均が65点ほどの社会科のテストで、昨年まで60点前後だったこの2人が90点以上を獲得。「ドリルパークをやったらめっちゃ点が伸びた!」と本人が周囲に伝える姿は、他の生徒にも大きな刺激を与えています。テスト後の振り返りで「次はドリルパークに取り組む」と書く生徒もおり、生徒の声をきっかけに活用の輪が広がっています。
― 2.先生間での情報共有・業務効率化
ドリルパークは自動採点されるため、紙の課題のような回収・チェックの手間がなく、ボタン一つで範囲を配信する手軽さは、教員の負担を激減させ、働き方改革につながっています。また、取り組んだ時間や解き直しの履歴がデータとして蓄積されます。谷先生はこのデータを活用し、「この生徒はすごく頑張っています」という情報を他教科の先生へ共有。授業コマ数の少ない先生でも具体的な声かけができるようになり、コミュニケーションの入り口が広がりました。
― 3.根拠をもとにした声かけ
点数という結果だけでなく、学習に取り組んだ「時間」や「努力のプロセス」に光を当てて褒めることも意識しています。このアプローチは保護者面談でも効果を発揮しています。成績の伸びが見られない生徒でも、ドリルパークの取り組み状況をもとに「これだけ努力を積み重ねています!」とデータを示して伝えることで、生徒と保護者の双方に安心感と自信を与え、家庭学習の習慣化へつなげています。
最後に
今後の展望と先生方へのメッセージ
学校全体でのスタンダード化を目指していく
髙橋校長先生は、今後の展望として次のように語ります。
「子どもたちの『情報活用能力』の育成が重要です。現在はプリントの週末課題を持ち帰らせていますが、今後これをドリルパークへ切り替えていくことで、生徒の学力向上と教員の負担軽減の効果が期待でき、働き方改革を推し進められると確信しています。」
今後は、朝学習や週末課題への活用をさらに深め、学校全体でのスタンダード化を目指す方針です。
ドリルパークの活用からはじめてみませんか?
「ドリルパークはとにかく『配信するだけ』なので事前準備が不要です。それなのに、子どもたちは楽しみながら取り組み、結果としてテストの点数向上にもつながります。取り組み状況もデータで一目瞭然なため声かけにも最適です。まずは難しく考えず、テスト前に範囲をポンと配信することから始めてみてください。」
※ページの内容は2026年5月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。


