ミライシード

導入事例

長崎県東彼杵町立東彼杵中学校 中村先生、生徒の皆さん
「みんなで楽しく高め合う
学び」を実現する
~生徒主体の取り組みで
広がる、学び合いの好循環~
取材
長崎県東彼杵町立東彼杵中学校 | 中村先生、生徒の皆さん
使用製品
ドリルパークオクリンクプラス
学年
全学年

東彼杵中学校では、「繋ぐ」というスローガンのもと、何事にも全力で取り組み、互いに高め合える学校づくりを目指して生徒会活動が行われてきました。また、東彼杵郡の中学校3校ではSDGsを意識した活動に取り組むことを共通のテーマとしており、東彼杵中学校ではその目標の中の1つの「質の高い教育をみんなに」を実践することにし、学習面の強化にも注力しています。
その中で、ミライシードの「オクリンクプラス」や「カルテ」も生徒主体で活用されており、学びを蓄積・共有しながら学習の循環を生み出す取り組みが進められています。今回はその取り組みについて、生徒会の皆さんと、その活動を見守ってきた中村先生にお話を伺いました。

導入成果
学びの蓄積を共有する取り組みにカルテを組み合わせたことで、
学習がより「楽しい」ものとなり、生徒同士で主体的に取り組む姿勢が生まれた

新年度当初~10月ごろまで

「みんなで高め合える学び」をつくりたいと思った

 

生徒の皆さん:

もともと生徒会には、「何事にも全力で取り組み、互いに高め合える学校にする」という重点目標がありました。

この目標を実現するために話し合う中で、お互いの頑張りや取り組みを知ることができれば、刺激を受けながら学習を続けられるのではないかと考えました。そこで、みんなの努力を共有できる仕組みをつくろうと話し合ったんです。

しかし、紙で掲示する方法では手間がかかり、継続することや、全員が気軽に参加するのは難しいと感じました。

そこで、学校で活用していたオクリンクプラスを使い、生徒同士で学びの記録を共有できる仕組みを整えることに決めました。



オクリンクプラスで、学びを見せ合う「Growth Note」

 生徒の皆さん: 

こうして始まったのが「Growth Note」の取り組みです。

オクリンクプラスを活用し、毎月の大きな目標に向けて、週ごとに「目標設定→学習→ふりかえり→共有」のサイクルを回しながら蓄積していく活動です。


【Growth Noteのカード例】

 

【Growth Noteでの共有の様子】


 中村先生:

Growth Noteの活動は、毎週金曜日の朝の時間に実施されていました。カードは生徒会担当の教員が前日までに配付し、当日はそのカードを使って目標の設定や振り返りを行います。

カードは、オクリンクプラス上で「授業」ごと移動させながら蓄積していく形で運用していました。活動のたびに新しい「授業」に移していくため、過去に作成したカードもそのまま残り、前回の内容を参照しながら取り組むことができます。目標が変わった場合でも、一から作り直すのではなく、既存のカードをもとに一部を修正するだけでよく、継続的な学びの積み重ねがしやすかったと思います。

作成したカードは、まずマイボードで記入し、その後「みんなのボード」に提出することで共有されます。特に1・2年生では、提出後にリアクションやコメントを送り合うことで、お互いの取り組みを見ながら学び合う様子が見られました。

なお、「授業」は学年単位で設定されているため、カードは提出した時点で同一学年内に共有される形となっていました。


生徒の皆さん:

まずは実験的に、目標を立てて共有するところからスタートしました。

自分の学習内容や自学ノートをカードにまとめて投稿し、それを互いに見せ合う形で進めていきました。

実際に取り組む中で、友達の記録やふりかえりを見て「このやり方は参考になる」と感じたり、「こういう考え方もあるのか」と新たな気づきを得たりする場面が増えていきました。

また、他の人のふりかえりを通して、自分では気づけなかった改善点に気づくこともありました。

さらに、オクリンクプラスのリアクション機能やコメントを通じて、「見てもらえている」という実感が生まれ、それが次の学習への意欲につながっていきました。

こうしたやり取りを重ねる中で、自然と交流が生まれ、学習に対する前向きな雰囲気が広がっていきました。

 

 


目標設定のしかたも、実践の中で進化

 生徒の皆さん:

目標の立て方についても、取り組みながら見直しを行っていきました。

当初は全校で共通目標を設定していましたが、人によっては簡単すぎたり、自分に合っていなかったりすることが分かってきました。

そこで、生徒会として大枠の目標を提示しつつ、穴埋め形式にすることで、それぞれが自分に合った目標を設定できるように工夫しました。

さらに、月単位だけでなく、個別に週単位でも目標を設定することで、より具体的に取り組めるようにしました。

このような工夫により、「与えられた目標に取り組む」のではなく、「自分で考えて目標を立てる」という意識が徐々に育まれていきました。

10月ごろ(カルテリリース後)~

カルテとの出会いが、学習の幅を広げた

 

生徒の皆さん:

Growth Noteの取り組みを続けていく中で、中村先生から新しく「カルテ」というアプリがリリースされることを聞きました。

実際に触れてみると、自分で目標を設定できることや、取り組んだ分がリーフやお宝として見える形になることに魅力を感じました。自分がどれだけ頑張ったのかが一目で分かることや、ガチャで新しいお宝が手に入る楽しさが、「もう少し学習をやってみよう」という気持ちにつながると感じました。

このカルテをGrowth Noteの取り組みと合わせて使うことで、さらに学習へのモチベーションが高まるのではないかと考え、生徒会として全校に活用を呼びかけることにしました。



全校に広げるための工夫と、生まれた変化

 

生徒の皆さん:

カルテを広めるために、生徒会で各クラスを回り、朝読書の時間を使って紹介を行いました。まずカルテの紹介動画を見てもらい、その場で実際にカルテを開いて操作してもらうことで、誰でも簡単に始められるようにすることを意識しました。

「ドリルパークのがんばりがカルテに反映されて、リーフがたまるよ」といった声かけをすることで、自然とドリルパークとカルテに一緒に触れるきっかけも増えていきました。

その結果、多くの生徒がカルテをきっかけに「ちょっとドリルパークをやってみようかな」と思えるようになり、これまであまり学習に積極的ではなかった生徒も、たくさんお宝を貯めた図鑑画面を見せてくれるようになりました。友達同士でお宝を見せ合ったり、自分の頑張りを共有したりする中で、仲間と楽しみながら学習をすすめる雰囲気が加速していきました。

 



生徒とともに課題を捉え、「自分で学びを回す力」を育てる

 中村先生:

本校では、家庭学習の提出自体は一定程度できているものの、自主的に学習に取り組む習慣は十分に定着しているとは言えない状況がありました。

中学生には、自ら学習を設計し進める力が求められますが、「何から始めればよいか分からない」「やり方に自信が持てない」といった理由で学習が止まってしまう生徒も見られます。

こうした課題は、受験期になってからではなく、早い段階で解決していく必要があると感じていました。

そのため、教員が一方的に方法を与えるのではなく、生徒自身が主体的に関わる形で課題を乗り越えていくことが重要だと考えています。

その点で、生徒会によるGrowth Noteの取り組みは、生徒が自ら学びに向き合うきっかけとして大きな意義があると感じています。



カルテが「学習の入口」として機能し始めた 

中村先生:

そのような流れの中でカルテを取り入れたことで、学習に向かうきっかけがさらに広がったと感じています。これまでは、学習に取り組むまでの最初の一歩にハードルを感じている生徒も多く見られましたが、カルテの導入によって、その入口が大きく変わってきました。

カルテは、目標設定やふりかえりを比較的簡単に行うことができるため、特に学習が得意ではない生徒にとっても取り組みやすい点が特徴です。さらに、お宝交換や図鑑といった楽しみながら取り組める仕掛けがあることで、これまで学習に対して距離を感じていた生徒にとっても、自然に入り込める設計になっていると感じています。

実際に、カルテの活用を始めてからはドリルパークの学習時間が30分以上増えた学年も見られました。まずカルテを開いてみる、その小さな行動が結果的に学習につながっていくという流れが生まれてきています。

また、生徒同士でお宝を見せ合ったり、学習の成果を共有したりする姿も増えてきました。自分の頑張りを見てもらうことや、友達の取り組みを知ることが、次の行動への刺激となり、学習に対する心理的な距離が徐々に縮まってきていると感じています。個人で完結する学習ではなく、仲間と関わりながら進めていく学びへと変化してきている点も印象的です。



学習の質をさらに高めていくための今後の課題

中村先生:

今後、本校で行ってきたGrowth Noteの取り組みをよりよくしていくためには、オクリンクプラスとカルテがスムーズにつながっていくと良いなと期待しています。

現在のカルテの目標設定は中学生にとっては簡単に感じることも多く、短期間で達成できてしまうケースも多く見られます。そのため、継続的に学習を積み重ねていくという観点では、もう一段階柔軟な目標設計が必要だと感じています。

また、ふりかえりについても、現状では十分に深めきれていない部分があります。学習の量だけでなく、「どのように学んだのか」「何ができるようになったのか」といった質の部分まで可視化し、それをオクリンクプラスにシームレスに連携することができれば、さらに質の高い学習サイクルにつながっていくのではないかと確信しています。

※ページの内容は2026年4月時点の情報です。

使用製品

ドリルパーク個別学習ドリル

個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。

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オクリンクプラス

個人思考と共同作業の自由な行き来により
子ども同士が対話し、主体的に学んでいく授業運営を支援。

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