導入事例
ドリルパーク活用」を明記
なぜ本田中学校は学校として
ドリルパーク活用に取り組むのか
- 取材
- 東京都葛飾区立本田中学校 | 光山校長先生、宮嶋副校長先生、山田先生
- 使用製品
- ドリルパーク
- 学年
- 全学年
東京都葛飾区立本田中学校では「モジュール学習でのドリルパーク活用」を教育課程に位置づけ、学校全体でドリルパークの活用を推進しています。今回はその仕掛け人である宮嶋副校長先生と教務主任の山田先生に、モジュール学習の中でドリルパークを活用したことによってどのような効果が得られたのかを伺いました。
導入背景・目的
働き方改革と、生徒がタブレットに触れる機会の確保の二つの目的で「モジュール学習」を実施
宮嶋先生:
まず先生の働き方についての課題意識がありました。そのためにモジュール学習を取り入れて、先生がそれぞれの生徒と向き合うことのできる時間を作りたいと考えました。また、先生がタブレットを使った学習を行わないと生徒もタブレットを使わない、それはもったいないという問題意識もあり、それならモジュール学習の中でドリルパークを使おうと思いました。これまで登校してから1時間目の学習が始まるまでに10分間の「読書の時間」の枠があったのですが、その一部の時間を週によって各教科のモジュール学習の時間に充てることにしました。

ドリルパーク予定表 教科名が書かれている日の朝学習の時間は全学年でその教科のドリルパークに取り組む
教務主任に全学年でモジュール学習を実施することと、そのモジュール学習の時間の中でドリルパークを活用することを前提に教育課程を計画してもらい、それを教育委員会に届け出て承認を貰い、学校としてドリルパークを計画的に活用する体制を整えました。
山田先生:
朝学習の時間にモジュール学習を導入する際、課題となったのは既存の取組との調整でした。本校では従来から「読書」を重視しており、朝学習をその活動に充ててきました。また、テスト前には生徒会の「学習委員会」が自作した予想問題に全校で取り組むといった、生徒主体の活動も定着しています。そのため、これらの既存の活動と、モジュール学習における「ドリルパーク」の活用をいかに両立させるかを重視して計画を策定しました。
導入成果
時間割にゆとりが生まれたことで、これまで以上に教員にとって働きやすく、生徒にとって学びやすい学校運営が可能に
宮嶋先生:
モジュール学習の中でドリルパークを活用することで、先生はモジュール学習のための授業準備をする手間が格段に減りました。また、モジュール学習でドリルパークを取り入れる時には「学びに取り組む主体性」を評価の観点としています。生徒がドリルパークを使う中で「自分で進んで勉強に取り組む姿勢」が定着していき、将来的には学力の向上にも効果が出てくることを期待したものです。

朝学習の時間、ドリルパークに取組んでいる生徒の様子
モジュール学習を積み重ねてきたことの成果は忙しい時期の時間割に表れています。例えば、これまでは二学期の三者面談期間中は時間割のやりくりが大変だったのですが、今年はモジュール学習を積み重ねてきたために授業時数にゆとりが生まれて、三者面談期間中の5時間目と6時間目を全て三者面談の時間に充てることができました。他にも、高校受験当日の時間割を調整するなど、モジュール学習の取組によってより先生にとって働きやすく、生徒にとって学びやすい学校運営が可能になっています。
モジュール学習の中にドリルパークを取り入れたことで先生も生徒も朝学習以外の時間でも活用するように
山田先生:
学校全体の方針としてドリルパークを取り入れたことで、活用の習慣がなかった教員や学級でも導入が進みました。その結果、教員・生徒双方が活用方法に慣れてきて、現在では朝学習以外の時間でもドリルパークに取り組む姿が見られます。
特に生徒の活用状況について、学習記録を確認するとこれまでの朝学習の時間の合計よりも大幅に上回る時間をドリルパークに費やしている生徒がたくさんいました。つまり自ら進んで学習を進める生徒が増えており、「主体的に学習に取り組む態度」の育成において一定の成果が得られたと考えています。

早めに課題が終わり、他の教科の学習をドリルパークを使って自主的に学習している生徒もいた
あと、ドリルパークの「解き直し」機能は非常に有用だと思います。間違えた箇所をそのままにせず、その場ですぐに再挑戦できるため、生徒たちが「一度間違えたから」と投げ出すことなく、粘り強く取り組む姿が見られるようになりました。
また、先生側としては、朝のドリルパーク活用が授業時数として認められたことで大きな「ゆとり」が生まれたと実感しています。これまで10分程度しか確保できなかった個別面談が、今では20分、あるいはそれ以上の時間をかけてじっくりと行えるようになりました。来校された保護者に「しっかりとお話ししましょう」と余裕をもって向き合えるようになったことは、とてもありがたいと感じています。
今後の展望・期待
今年度の取組の手ごたえを基に、より効果的なドリルパーク活用を検討中
宮嶋先生:
モジュール学習の中でドリルパークを活用していくことに手ごたえは感じています。先生方も「ドリルパークの操作は分かりやすくて使いやすい」と言っていますし、学力の面でもこれまでと大きく変わらず、そのうえで授業時数にかなりのゆとりが生まれました。

ある先生は出勤してから朝学習が始まるまでに翌週のモジュール学習で取り組ませる課題を配信していた
その一方で、「このタイミングでは紙の教材や他の時間の使い方の方が良かったかもしれない」という反省もあり、そこのバランスについては来年の教育課程を検討するうえで見直しの必要があると思っています。ただ、今後も学校としてモジュール学習の中でドリルパークを活用していく取組を続けていく予定です。
山田先生:
次年度は生徒が朝学習の時間に何をするのかを選べるといいのかなと思っています。
例えばテストの1週間前になった時に、朝学習の時間を読書で心を落ち着かせるために使いたい生徒もいれば、ドリルパーク内にはテスト対策用コンテンツがあるので、それを使って勉強したい生徒もいるでしょう。そこで次年度は読書でもドリルパークで勉強でも、生徒が自分で考えて選択できるようにしたいと考えています。生徒が主体的に、自分に必要だと思うものを判断して選べる力を養うことが大事だと思っています。
また、これからはもっとドリルパーク活用の質を高めていく必要があるとも感じています。現在は生徒にやらせっぱなしになっている部分もあるため、データをもっと有効に活用したいです。ドリルパークではそれぞれの生徒の活用状態が分かるようになっているので、それを使ってそれぞれの生徒の活用状態を把握して、教員側から頑張っている生徒には「頑張っているね」と声をかけてあげてモチベーションを向上させるなど、色々と工夫の余地があると思っています。

本田中学校のとあるクラスのドリルパークの活用状況データ
※ページの内容は2026年3月時点の情報です。
使用製品
ドリルパーク個別学習ドリル
個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や
主体的に個人で学ぶ姿勢を支援します。


