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ムーブノート

関数関係にあるものを見つけよう

変化と対応

福岡市立田隈中学校 中村勇太先生

中村先生から一言:
事前に生徒へ同じカードを複数枚送っておくことで、様々な角度から関数関係になるものを見つけようとする意欲を引き出すことができました。

活用場面・活用背景
比例・反比例の導入

問題の中にある関数関係を見つけ、それを表やグラフで表して共有させる活動をおこないました。比例・反比例は小学校で学んでいても苦手意識を持った生徒が多いため、単元に入る前の導入としてムーブノートで楽しく復習できる方法を考えました。

How to
同じ考え方のカードを広場でグループ化する

教員は生徒に、正方形の四隅を切って箱を作る場合、切り取る正方形の1辺の長さによって変化するもの(箱の高さや底面積など)と、どのように変化するかをあらわす表とグラフを記入させるカードを作成して送ります。

厚紙から箱をつくる問題のカード

生徒は考え方や数値を記入できたら、広場に提出します。

yを「箱の高さ」とした場合の例(左)と「底面積」とした場合の例(右)

教員は考え方が同じカードごとにグループに分け、関数の考え方について説明した後、比例・反比例の単元の学習に入っていきます。

グルーピングすることで、同じ考え方のカードを可視化できる

取り組みの結果
自分では思いつかなかった考えを他の子から学べた

数学が得意な生徒は他の子が思いつかない考えを出そうと頑張ったり、苦手な生徒も分かるものや簡単なものから考えたり、他の子の考えを参考に取り組んだりするなど、クラス全員が楽しく取り組める活動となりました。

また、広場でカードをグループ分けすることで、同じ考え方をまとめたり、異なる考え方を比較したりと、複数の考え方を視覚的に整理することができました。

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