一覧に戻る

その他

いっしょに伸ばそう!ミライの芽/第19回 学年末。残り数日でやっておくこと

3月。学年末の時期を迎えました。成績づけもだいたい目途が立ったころでしょうか。
修了や卒業まで、あとわずかな日数を残すのみですね。

まだまだやることがたくさんあり、毎日がバタバタと過ぎていくことと思います。
「まったく終わる感じがしない」
「来年度を迎えることができるんだろうか・・・」
そんな方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫です。その時になれば何とか乗り切っていけるものです。
1日1日を大切に、そして何よりご自身を大切に、過ごしていきましょう。

今年度が終わるということは、今いっしょに過ごしている子どもたちとお別れになる先生も多いかと思います。
今年1年うまくいった方も、うまくいかなかった方も、
今年度の経験を大切にして来年度に進んでいただければと思います。

修了や卒業まで、残すところあと1~2週間。
中学校であれば、あと数日という方もいらっしゃいますね。
今回は、子どもたちと過ごす残り数日でやっておくことについて3つのことをお伝えします
ご自身はできているかチェックしながら、読み進めていってください。

① 通知表や要録など、個人の学級事務は終わっているか。
② 担当の仕事の来年度への引継ぎはできているか。
③ 目の前の子どもたちと最後におもしろいことをやる計画はできているか。

では、1つずつ説明していきますね。

① 通知表や要録など、個人の学級事務は終わっているか。
自分では終わったと思っていても、うっかり忘れていることがあるかもしれません。学年の先生方とコミュニケーションを密にして、自分のできたことを報告しましょう。若手の先生は必須です。組んでいる先生が忙しそうだとついつい話しかけそびれてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでの確認が抜け漏れを防ぎます。自分からコミュニケーションをとりましょう
中堅やベテランの先生は、若手の先生にどんどん情報公開を。できているように見えても、抜けていることがあるかもしれません。相手の自尊心を傷つけないように気をつけながらも、どんどん介入してあげることが大切です。

② 担当の仕事の来年度への引継ぎはできているか。
自分の学級事務に追われがちになってしまいますが、学校全体の仕事にも目を向けましょう。3月には異動や退職などで入れ替わりがあります。来年度は、あなたが今年度までのことを説明しなくてはいけません。初任者であっても同じです。その準備はできていますか?
異動される方は、あなたがいなくなっても来年度のスタートが円滑にできるようになっていますか?いなくなったから終わりではありません。来年度もうまくいくよう、学校のことを考えて行動していきましょう
また忙しい中ではありますが、ミライシードを来年度もスムーズに使えるよう、年度更新の作業もお忘れなく

年度更新のやり方については、こちらから見ることができるほか、わからないことはLINEのチャットボット(※)から解決方法を見ることもできます

③ 目の前の子どもたちと最後におもしろいことをする計画はできているか。
実はここが一番大事です。これを読んでいるとき、修了式・卒業式まであと何日でしょうか?お楽しみ会はいつやりますか
会の予定だけでなく、準備のための時間もどこかに確保しておきましょう
何がしたいか、子どもたちに話し合ってもらう時間も大切かもしれません。
子どもたちのために、そして何よりあなた自身のために、楽しい授業を考えてみましょう。「このクラスは楽しかったな」と思える企画ができるといいですね。
おすすめは、お別れムービーを作ることです。
子どもたち同士で写真を撮り合い、共有し、動画を作成する。
音楽も入れたムービーをみんなで見ると、クラスの団結も増しますよ。
ほかにも、ミライシードを使って学年末のお楽しみ会ができる実践アイデアもあります「ちょいシード3選」としてこちらに載っていますので、ぜひ参考にしてみてください
学年末の「お楽しみ会」に活用できる!ちょいシード3選 | 新着情報 | Benesse ミライシード ファンサイト


今年度もあとわずか。
いろいろなことがあったと思いますが、ここまでがんばってきました。
すばらしいことだと思います。
残り少ない今年度を、楽しんでくださいね。応援しています。私もがんばります。


ミライシード公式LINE内にある下記のチャットボットバナーを押下後、「その他」→「年度更新」をお選びいただくと、年度更新に関するFAQを問診形式でご確認いただくことができます。

LINEのお友だち登録がまだのかたは、QRコードを読み込んでお友だち追加をお願いします。


       



庄子寛之
元・東京都公立小学校 指導教諭
現・ベネッセ教育総合研究所 教育イノベーションセンター 研究員