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1.greetingご挨拶

ミライシードは2024年7月で
10周年を迎えました。

2014年。学校現場では、数人に1台のパソコンが普通で
子どもたちの活用も受動的・限定的だった頃。
情報活用能力や表現力をつけるために最適な学びを追求する
新しい挑戦として、ミライシードの歴史は始まりました。
そんなミライシードには、10年前から今までずっと変わらないことがあります。
それは、すべての機能に「現場」の思いが生きているということ。
先生方・子どもたち、自治体・教育委員会の声から生まれているということ。

生徒の画像
生徒の画像
生徒の画像
生徒の画像
生徒の画像

私たちが創っているものは、システムではない。
日々、時間や業務量と戦いながら、
子どもたちの学びに向き合う先生方の思いや
自治体・教育委員会の「チャレンジ」が
この10年のミライシードの変遷であり、
今のミライシードを創り上げてきた原動力です。
GIGAスクール構想でよりデジタル化が加速し
1人1台のタブレット端末が当たり前になった今、
個別最適な学びや、協働的な学びがどんな環境でも実践され
すべての子どもが、自分らしく羽ばたいていける学びを目指して。

これまでの10年を超える、
これからの10年を、
「現場」の皆様と創り上げていきます。

1.interviewインタビュー

10周年によせて

ミライシードの「生みの親」といえる先生方から、
開発当時の思い出と新たな10年への
メッセージをいただきました。

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早稲田大学教授 
田中博之先生

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東京工業大学名誉教授 
赤堀侃司先生

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姫路大学教授 長谷浩也先生
×
ベネッセコーポレーション
小中学校事業本部 小中学校商品部
部長 佐々木 雅弘

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岐阜聖徳学園大学教授 
玉置崇先生

佐々木 雅弘

2009年の入社以来、小中学校の支援ソフト一筋。ミライシードの前身となるソフトから開発に携わり、有識者へのアタック、先生方とのブラッシュアップに奔走し、実践している子どもたちを目にして涙するミスターミライシード。

3.historyヒストリー

ミライシードの歩み

ミライシード開発の思い、ソフトそれぞれに込められた思いと、一緒に創り上げてきた背景に迫ります。

ミライシード誕生
Firstシーズン2014-2016

絶対にやってくるICT変革を
見越し
「未来の授業」をつくる!

タブレットも当然ではないころで、先生方もはっきり意識してないけど、ムーブノートを使ってみて「あ、こういう授業したかったんだ」って言ってもらえるようなソフトを作ろう、みたいなのが、一番最初でしたね。

ムーブノートの開発
(2014)

ムーブノート開発のアイコン

ミライシードの原点は、本来なら消えてしまう対話をタブレット上で可視化し、協働的な学びを促進するためのツール「ムーブノート」の開発。
この頃は、対話型授業というものはほとんど行われておらず、有識者や現役の先生方と「指導案」をプロダクトと同時並行で作成。ムーブノートは「こんな授業がしたかった」という先生方からのフィードバックを目標として測定していた。

ドリルパークの開発
(2015)

ドリルパーク開発のアイコン

協働的な学びと個別学習のバランスを取るために、
個別学習に特化した「ドリルパーク」を開発。
「ムーブノート」が少々「尖った」ソフトだったため、誰もが取り組みやすいツールが必要とされ、
「ドリルパーク」がその役割を担った。

オクリンクの導入
(2016)

オクリンク導入のアイコン

「ムーブノート」をどんな先生でも使っていただきやすいものに!との思いから、役割をシャープにしたツール
「オクリンク」を開発。「ムーブノート」と「ドリルパーク」での学びを次のステップに進めるためのエント
リーツールとして位置付け、提案を広げた。

ムーブノートは最初の1年で77校に導入、その後数年間ですぐに4桁の学校へ導入が拡大。ただ教育委員会と実際の利用とでは多少温度差がありました。そこでさらに使いやすいツールを開発し、教育現場の多様なニーズにこたえる必要に気づきました。

Secondシーズン2017-2019

急激に進んだ学校のデジタル化。
どんな先生にも
「思い通りの授業」を。

ソフトだけではいい授業って難しい。先生たちにより良い授業をしてもらうためのサポートを強めなきゃって。思考力、判断力、表現力っていう言葉が出てきた時代だったので、授業の中でこういう思考力を子どもたちに発揮させるための「先生の問いかけ」とは?と考えました。

周辺サポートの強化

周辺サポートの強化のアイコン

先生方への支援を次々開発。「アクティブラーニングガイド」は、思考力、判断力、表現力を育むための授業サ
ポート。先生がどのように子どもたちに問い、思考力を引き出すかに重点を置き、指導要領にあわせて授業案の
ベースを各教科作り上げていった。また「RPDCA」では、ICT教育の実践を数値化し、具体的に改善につなげてい
く取り組みが行われた。

カスタマーサクセスの
立ち上げ

カスタマーサクセスの立ち上げのアイコン

先生のサポートをより強化するために、カスタマーサクセスチームを設立。事例BOOK制作やファンサイトの開設を行った。

実践事例の
拡充

実践事例の拡充のアイコン

利用数の増加とともにソフトウェアを使用することが目的化し、授業の質の向上に直結しないケースも増加。これに対応するために自社ICTサポーターによる支援を強化していった。

Thirdシーズン2020-2023

GIGAとコロナがもたらした
成功と挫折、
そして新たな目標へ

もう来るべくしてきたって感じで。ここまではすべて、タブレット端末
1人1台の未来を目指していたから。GIGAが来たタイミングで、ソフト・
活用支援効果検証ツール全部もう準備万端だったんですよね。

GIGAスクール構想と
コロナによる利用の急増

コミュニケーションのアイコン プログラミングのアイコン

2019年に発表されたGIGAスクール構想は、2020年のコロナ禍によって急速に前倒しで整備が進められた。制作はもちろん営業・提案もリモートとなる一方でオンラインでのコミュニケーションを率先して進めた。一方で急激
に増えた利用者に対するシステム課題等も露見。ソフトの内容はもちろんだが、当たり前に学校で使ってもらえる
環境づくりの大切さも心に刻んでいった。

AI を使った個別最適の実現へ

AIを使った個別最適のアイコン

1人1台の端末とAIの進展により個別最適のニーズが強くなり、「ドリルパーク」のAI対応を推進。今まで先生方
と作り上げてきたプロダクトを、いかに次のGIGAでのニーズにつないでいくか、が
新たな目標となる。

何百万人のサービスを抱える責任感を改めて思い知り、対応に奔走しましたね。サードシーズンは、今までがむしゃらな想いで作ってきたものを「安心安全に提供」することの意味を改めて刻み、思いを新たにする局面でした。

Fourthシーズン2024

子どもたちに
直接「ワクワクする」学びを
届けることを目指して

先生方の一番のやりがいは子どもの成長。子どもたち自身がわくわ
くしながら、学びに向かってどんどん成長していく学びのサポート
こそ、先生の働き甲斐につながり、先生方の成長にもなるんだと
思ってます。だから次は子どもたちの「学びのわくわく」に、ベク
トルを向けていきたいですね。

オクリンクプラスの
開発

オクリンクプラスの開発のアイコン

ムーブノート・オクリンクのDNAを受け継ぐ
「オクリンクプラス」をリリース。共同編集やリアクションボタン、タグ付けによる振り返りなど、より子どもが主体となって協働的な学びが進む機能を重視し、満を持してリリース。

組織強化による高速で安定的な
プロダクトフィードバック

カスタマーサクセスの立ち上げのアイコン

「オクリンクプラス」はもちろん、「ドリルパー
ク」や新規開発のCBTソフト「テストパーク」の開発まで、どんな人でも使いやすい、を目指してユーザーと一緒につくっていく組織体系へ。

カスタマーサクセス活動の強化

CS活動の強化のアイコン

全国の先生方から募集した「ミライシード」の活用事例を表彰するAWARD、その事例を全国の先生方と共有するSUMMIT、さらに先進的な授業を一緒に創出していただける先生方を認定するミライシードDXエデュケーター制
度など、先生方と「ミライシード」を作り上げていくイベントや制度を創出。

今後の展望

「ミライシード」のツールが教育現場でどのように活用されるか、また新たなサポート手法の導入が検討されている。教育現場の変化に応じた柔軟な対応と、先生たちの実践的な支援を通じて、より深い学びの実現を目指している。

これからのさらなる十年が楽しみです!
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3.dataヒストリー

数字で見るミライシード

今や全国様々な場所・学校で利用いただいているミライシード。
改めて「数字」で、10年目のミライシードを表してみました。

利用校数10,000校以上
ユーザー数340万人以上
全国政令指定都市の7割以上で導入
2021年以降研修参加数3,420名以上
2021年以降研修実施数320回以上開催
週の利用者数100万人
週の利用者数100万人
2021年以降研修実施数320回以上開催
  • ※利用校数・ユーザー数は2024年4月実績より。無償モニター校などは含みません。
  • ※研修回数・参加人数は2021年度以降集計可能な数のみを合計
  • ※週の利用者数は2024年7月実績より
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これからもたくさんの「現場の声」と一緒に。次の10年、その先へ。