ABA形式の曲の鑑賞
音楽鑑賞
相模原市立新宿小学校 和田愛莉先生
和田先生から一言:
音楽鑑賞後のアウトプットも、ICTを活用することで共有がしやすく、表現の幅も広がります。
活用場面・活用背景
曲の変調を絵で表現する
ABA形式(最初のAと最後のAが同じ曲調)の曲の鑑賞において、児童に曲の変調をより深く味わってほしいと考えていたところ、ムーブノートを使って曲の場面ごとに絵で表現させる方法を思いつきました。
How to
曲の変調を捉え、カードに絵で表現する
教員は曲の構成ごとにそのイメージを書き込むカードを作成し、児童に送ります。この際、線・色・文字など、自由な形で表現して良いことを伝えます。
児童は何度か曲を聴きながら、場面ごとの曲調から感じたイメージをカードに表します。カードが出来たら広場に提出し、お互いの作品を鑑賞し合います。
実際の広場の様子
点や線で表現したカード(左)とイラストを用いて表現したカード(右)
取り組みの結果
旋律の移り変わりの面白さをより深く味わえた
鑑賞を通じて感じた思いを、言葉ではなく絵で表して共有することで、児童はより自由な発想で曲の変調を味わうことができました。同じ曲を聴いても、全員それぞれ異なった色や形で表現しており、改めて一人一人の発想力の豊かさを実感できる活動となりました。