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ムーブノート

言葉の印象や気持ちを座標軸で表現

違いを意識したコミュニケーション

加須市立加須平成中学校 村山俊介先生

村山先生から一言:
スタンプ集計で考えが可視化されることで交流が活発になり、言葉で表しにくい感情も座標軸を使うことで表現しやすくなります。

活用場面・活用背景
言葉の受け取り方の違いを知る

同じ言葉が送られてきても、受け取る人によって捉え方が異なることを知るという活動で、ムーブノートのスタンプ集計を活用しました。

How to
言葉の印象と自分の気持ちを座標軸で表現

「おもしろいね」というメッセージのカードと、合わせて、その言葉を受け取ったときの言葉の印象、受け取った自分の気持ちを座標軸で表現するカードを作成し、生徒に配布します。

言葉の印象と自分の気持ちを表現する座標軸

授業開始後、生徒に「おもしろいね」と書かれたカードを送ります。
あたかも自分のスマートフォンにメッセージが送られたような状態をつくります。

授業開始後に送ったメッセージ

生徒は送られてきた言葉の印象と自分の気持ちを、座標軸上にスタンプを置いて表現し、広場へ提出します。

提出された広場の画像。先生は共有の前に広場を見て意図的な指名を考えます

全員が提出できたら、先生はスタンプ集計をおこなって意見の可視化をします。集計された画面を見ながら挙手をさせたり、ランダムもしくは意図的に指名をしたりしながら、授業を展開します。

集計によりクラス全員分のスタンプを置いた場所が可視化される

今回、多様な考えを引き出すために、「どうして(理由)」、「どうする(行動)」、「どのようにする(実践)」を意識して、下記のような発問をしました。
・どうしてその場所に置きましたか?
・どうすれば誤解をなくせるでしょうか?
・どのようにしてメッセージを送りますか?

取り組みの結果
可視化されたことで、話す・聞く活動が活発に

言葉では表現しにくい感情も、座標軸に置くことで表しやすくなったように感じます。スタンプを置いてクラスの意見を可視化することで、「なんでそこに置いたの?」という対話が教室のあちこちで生まれ、「話す・聞く」活動がより活発になりました。

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