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ムーブノート

個性について考えよう

相模原市立横山小学校 田屋裕貴先生

田屋先生から一言:
選択肢集計機能を使えば、周りの意見に流されず、児童一人一人が自分の思いを真っ直ぐに表現できます。

活用場面・活用背景
周りの目を気にしない個々の本音を引き出したい

これまで、各テーマに対する意見をクラス全員に問う場面では挙手をさせていましたが、この方法では周りの児童の目を気にして、なかなか個々の意見を引き出せないと感じていました。そこで、人権に関する単元の導入でムーブノートの選択肢集計を活用し、「違いを認める」というテーマに対する児童たちの本音の引き出しを試みました。

How to
テーマに対する意見の選択肢集計を行い、少数派意見を口頭で発表させる

教員は単元の導入として、「一人ひとりの違いを認めることは大切か?」という質問と回答の選択肢、その理由を書く枠を設けたカードを作成し、児童に送ります。

「その他」も含めた3つの選択肢を用意


児童は選択肢を選んで理由を書いたら、広場に提出します。
教員は選択肢集計を開き、少数意見を選んだ児童を指名したら、その詳しい理由を口頭で発表させ、単元の本題に入っていきます。

少数派意見を選んだ児童の実際のカード

取り組みの結果
少数意見に触れることで価値観が揺らぎ、その後の授業に対する参加意識が高まった

選択肢集計を活用すれば、普段はなかなか挙手して発表しにくい少数意見にもスポットライトを当てながら議論を深めることができました。その結果、多数派意見を持っていた児童の中に「自分の考えは本当にあっているのか?」といった価値観の揺らぎを生み、本題への関心を高められました。



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