問題の出し合い
比例と反比例
福岡市立田隈中学校 中村勇太先生
中村先生から一言:
「友だちに解いてもらう」ということがモチベーションとなり、数学が苦手な生徒も積極的に取り組むことができました。
活用場面・活用背景
基礎の定着を図りたい
比例・反比例の基礎である座標の読み取りや、xとyの条件から比例・反比例の式をつくる問題を自分でつくり、お互いに出し合う形式で演習をしました。問題をつくることにより基本事項のおさらいができ、問題を出し合うことで楽しく取り組むことができると考えました。
How to
作成した問題を提出し、お互いに解き合う
教員は問題と答えを書き込むことができるフォーマットを載せた2枚のカードを作り、生徒に送ります。
問題(左)と答え(右)がセットになったカードを作成
生徒は1枚目のカードの部分に自分で考えた数字を入れてオリジナルの問題を作成し、2枚目のカードにその答えを記入します。
実際に生徒が記入したカード例
生徒はカードができたら提出BOXに提出します。
生徒の人数分、提出BOXに問題が集まる
生徒は自分が作ったカードを同じグループの友だちへ送ったり、「MYボードへコピー」から自分のボードへ友だちが作成した問題のカードをコピーして、様々な問題に取り組んだりします。
取り組みの結果
基礎基本の知識を定着させることができた
正確な問題を作るには、基本的な知識を理解していなければならないため、生徒たちは1人で問題集を解くよりも真剣に取り組み、知識を定着することができました。
誰かに問題を解いてもらうことは生徒にとって大きなモチベーションになるようで、複数のパターンの問題を作成し、自分のグループ以外の子や教員にカードを送っている子もいました。