音楽発表会の感想を学校全体で共有
音楽発表会
和田先生から一言:
音楽発表会を聞いて、子ども一人一人が感じた想いや発表者へのメッセージを、学校全体で共有して伝え合うことができました。
活用場面・活用背景
発表会の感想を学校全体で共有
音楽発表会において、演奏に対して抱いた感想をみんなで共有したり演奏者にメッセージを直接伝えることは難しいです。紙に書いて渡すなどの方法を行ったとしても、手間も時間もかかることに課題を感じていました。そこで、ムーブノートを使って、異なる学年同士でも簡単に感想の交流を行う方法を考えました。
How to
学年ごとタブを分け、感想を広場に提出
全校児童が入れる時間割を作成
教員は、時間割で感想の受け手となる学年のワークシートを作成します。その際、右上の「…」から「他のクラスと一緒に授業をする」を選択し、その他の学年や教員を選んで「配信する」を押すことで、他の学年の児童、教員も同じ時間割に参加することができます。
タブを分けて感想を広場に提出
教員はワークシートに感想の送り手となる学年ごとのタブを作り、タブごとに「●年生へ」という感想の受け手となる学年名を書いたカードを作成し、児童に送ります。
児童は対象となる学年の感想をカードに書いて広場に提出し、お互いが感じたことを見合います。同じ学年だけでなく、他の学年の児童が書いたことを見合うことで、お互いの刺激となります。
1年生から6年生に向けたカードの広場
3年生から5年生に向けたカードの広場
発表した児童は、感想を見ながら拍手をつける
発表した学年の児童は、広場でそれぞれのカードを見てきます。拍手をつけながら見ていくことで、感想を書いた児童たちもメッセージが届いたことが分かり、嬉しい気持ちになれます。
1年生から6年生への感想
3年生から5年生への感想
取り組みの結果
心に秘めた想いを伝え合える活動に
これまで行事の感想を発表できるのは代表児童数名だけでしたが、この方法を用いることで児童全員が自分の想いを言葉にして、直接本人たちへ瞬時に届けることができました。
児童はメッセージを届ける相手がいることで、より意欲的に感想文の作成に励んでいました。また、発表した児童はたくさんのメッセージをもらえて、達成感を味わえたと思います。