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オクリンク

宿泊学習が充実する事前学習

宿泊学習を通して学ぶ整理整とん力

練馬区立大泉第四小学校 横山弘美先生

横山先生から一言:
オクリンクを使うと、1人がボードを撮影したものをすぐに送って共有することができるので効率化できます。また教師も目を通しやすく声かけがしやすいです。子どもたちは楽しみながら「家庭科力」を身につけてくれました。

活用場面・活用背景
宿泊学習前の計画、準備でもオクリンクを活用

宿泊学習は持ち物も、お土産を買う金額も全員同じなので「家庭科力」を学ぶには絶好の機会です。事前指導としてかばんの中身や部屋の使い方について考えてから宿泊学習にのぞむことで、宿泊中に見通しを持って生活することができます。今回は、特に「整理整とん力」について紹介します。振り返りを行うだけではなく、宿泊学習に行く前にオクリンクで計画を練ることで、より深い学びを得ることができました。(振り返り方法の詳細は、こちらの記事をご確認ください。)

How to
かばんの中や宿泊部屋内での持ち物の配置を事前に検討し、カードで共有する

まず、目標、計画、振り返りまでの評価を都度行うため、教員が事前に1つのボードに複数の提出BOXを分けて準備しておきます。宿泊学習を通して①かばんの中の持ち物整理整とん、②生活班での部屋の使い方、③お土産の買い方について、計画から振り返りまで学習しました。(本活用事例では①②をご紹介します。)

カードごとに分けて作成された提出BOX一覧

①かばんの中の持ち物整理整とん
まず、子どもたちは洋服や小物類、パジャマなど、荷物の種類を分けて、宿泊学習のスケジュールを見ながらどのようにかばんに詰めると、取り出しやすいかを考えます。ホワイトボードで書き表した配置図をオクリンクのカメラ機能で撮影し、カードに写真を貼付します。次に、宿泊学習当日に実際に荷物を詰めたかばんの中身もオクリンクで撮影し、配置図の横に写真を並べます。 “整理”は“分けること”、“整頓”は“どこに何を置くかを決めること”だと学習しているため、子どもは意識しながらかばんの中の持ち物の配置を決めています。宿泊学習後には、撮影した2枚の写真を比較し、整理整とん力に関する振り返りもオクリンクに入力し、カードを提出します。

②生活班での部屋の使い方
同じ部屋で過ごすメンバーと事前に話し合いを行い、部屋で共通のものを置く場所や班で工夫することを話し合います。話し合ったことを意識しながら宿泊学習を過ごし、帰宅後にグループで振り返りを行います。最後に宿泊学習を通してできたカードをすべて連結し、“宿泊学習ものがたり”の完成です。

取り組みの結果
宿泊学習を通した「家庭科」力の学びを一元管理

宿泊学習では、イベントの事前指導に重点が置かれるため、宿舎での生活面での学びにどうしても意識が向きにくいです。しかし、生活面で事前学習を行うことで、宿泊学習の間は見通しをもって生活をすることができました。オクリンクは班学習が効率化できるだけではなく、カードの色を変える、追加する、減らす、が簡単に操作でき、カメラ機能も使える点が大変便利です。
また、6年生が作成した“宿泊学習ものがたり”は、別の日程で宿泊学習を行う5年生のお手本になり、5年生が作成したものは次の年の宿泊学習の前に見返すことができます。学年や年度を超えてすぐにカードを共有できるのは、オクリンクのおかげです。



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