日本画と西洋画の共通点を見つける
水巻町立水巻中学校 西村麗先生
西村先生から一言:
ムーブノートのスタンプを使えば、個人活動に偏りがちな美術鑑賞でも、簡単に対話的な活動を取り入れることができます。
活用場面・活用背景
2つの絵画の共通点を見つける
日本画と西洋画をテーマに、様々な国の文化が影響しあっていることに気づかせる活動の導入において、ムーブノートを活用し、絵の中の共通する部分をスタンプで示す活動を行いました。
How to
2枚の絵に共通している点にスタンプを置く
教員はまず、日本画(北斎)の写真をスタンプ集計用画像としてカードに貼り付け、生徒に配信します。
続いて、ワークシートを追加し、西洋画(ゴッホ)の写真も同様にスタンプ集計用画像としてカードに貼り付けたら、生徒に配信します。
生徒は配信されたそれぞれのカードの似ている点にスタンプを置き、広場に提出します。
教員はそれぞれのカードでスタンプ集計を行い、クラス全体でどのあたりに着目されたかを表示します。
生徒は4人組のグループに分かれたら、自分が着目したポイントを発表し、2つの絵の共通点や相違点について意見交換を行います。
グループで話し合った内容を自分の言葉でワークシートにまとめたら、グループごとに発表します。
取り組みの結果
鑑賞後の対話活動への参加意識が高まった
美術鑑賞の感想を文章で書くことに対して苦手意識を持っている生徒は多く、初めから感想や考えを言葉で表現させると、なかなか書けない場合も多かったです。しかし、ムーブノートでスタンプを使って簡単に自分の考えを表現することで、他の子の感想を聞き、自分の感想を話したいといった対話活動への参加意識が生まれやすくなりました。