座標軸を使った発表の相互評価
発表や資料の改善点が明確になる評価活動
新宿区立柏木小学校 高橋蔵匡先生
高橋先生から一言:
グループ発表評価の「見える化」と感想交流を通して、子どもたちのが伝え合う力が向上しています。
活用場面・活用背景
発表や資料の改善点が明確になる評価活動
児童同士の発表評価は難しく、漠然としたものになることも。目的や意図に応じた観点を設定し、「ムーブノート」のスタンプ機能 を用いて表すことで、聞き手も主体的に発表を聞くことができ改善点を明確にできます。
How to
目的に合わせて観点を設定し、座標軸上のスタンプで評価を表現
【1】事前にパソコンで座標軸を作成。発表の目的にあわせ観点を縦軸・横軸に設定し、画像化します。ムーブノートのスタンプボタンからカードに図版として取り込み、コメント記入欄を作成の上、児童に配布します。
※画面下部「資料ダウンロード」からテンプレートを使用いただけます。
目的にあわせて観点を設定
【2】グループごとの発表を聞きスタンプで評価を表現します。今回の観点は「説得力があるか」(縦軸)「分かりやすいか」(横軸)という2つです。感想や助言の記入ができたら提出し、教員は子どもたちのスタンプを集計。クラス全体の印象を可視化します。
スタンプの偏りなどから全体傾向がつかめる
【3】子どもたちは自分のグループへの助言とほかのグループが評価されたポイントを確認した上で修正点を話し合い、発表資料を改善していきます。
取り組みの結果
発表や資料で伝えたいことがどんどん明確に
発表者はスタンプ集計と感想、意見から客観的に評価を把握し、どこを修正するとよりよくなるのかを具体的に捉えることができます。聞き手も観点を考えながら主体的に発表を聞くようになり、クラス全体の「伝える力」が向上しています。