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自己理解・相互理解が深まる 5カード自己紹介

練馬区北町小学校 安里陸郎先生

安里先生から一言:
「カードを選ぶだけ」で、一人一人の価値観を引き出せます。学級開きやキャリア教育の場面でオススメの活用法です。

活用場面・活用背景
自己紹介の機会に自己理解・相互理解を深める

普段の学校生活のなかで、自分の価値観について考えたり内面を見つめたり、またそれをクラスメイトに話す機会はなかなかありません。
しかし、自己を理解し、さらに他者との相互理解を深めることは、学級経営において重要です。そこで、学級開きやキャリア教育の場面で楽しく自己理解や相互理解を深められる自己紹介のワークを考えました。

How to
キーワードから自分に合ったものを選別

大切にしたいことや好きなことなど、テーマに合わせたキーワードが書かれたカードを30枚ほど用意します。
キーワードの例(小学5 年生の場合):家族、夢、笑う、友達、スポーツ、 感謝、元気、本、チーム、尊敬

実施できる時間にもよりますが、カードは30枚以上用意すると、子どもの個性が出るのでオススメです。カードの作成は、子どもに宿題などで作って送ってもらうと、実態にも合い手間も省けます。



先生は、まずはカードを5枚、子どもに配布します。その後、新しいカードを1枚配布します。子どもは、ボードに5枚のカードが残るように、自分にとって興味や関わりが薄いと感じるキーワードが書かれたカードを1枚捨てます。「先生が1枚配布し、子どもは1枚捨てる」を繰り返すことで、子ども自身が大切にしているキーワードが残ります。



最終的に残った5枚のカードを使って、自己紹介を行います。

取り組みの結果
「捨てる」を繰り返し価値観が明らかに

自らキーワードを出すのではなく、送られてきたキーワードから選んでいくことで、「自覚していない自分らしさ」にも気がつくことができました。また、発表を聞いて「そんなことを考えていたんだ」と意外性に驚くこともあり、クラスの仲が深まるきっかけになります。
この取り組みではたくさんのカードが必要になりますが、オクリンクでは簡単にカードを増やせるので、手間を最小限に抑えられました。リアルタイムでカードが送られてくるという点は、子どもたちにハマりやすく、楽しく取り組めたようです。

安里先生から一言:
リアルタイムでカードを共有することは、他教科でも応用できる活用方法です。ぜひ試してみてください。

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