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ドリルパーク

学年をまたいだ単元の復習

単元の学び始めに前学年のさかのぼり

川崎市立川中島中学校 村山徹先生

村山先生から一言:
1単元で10時間以上の2次方程式を学ぶ際に、単元の学び始めが子どもたちのやる気を左右する重要なタイミングです。紙のワークでカバーできない学年をまたいだ復習や授業の復習のステップアップ問題に、ドリルパークが非常に役立っています。

活用場面・活用背景
単元の学び始めに前学年のさかのぼりから授業を開始

2次方程式の学び始めに中1の学習範囲である1次方程式の復習を行いました。生徒たちが自主的に別学年の復習を行うことは難しいため、ドリルパークの課題配信を使用して中1の内容を復習してもらいました。中1の範囲が理解できていないことに気づいていない生徒もいるため、自分のニガテと向き合う良いきっかけになったと思います。

How to
中学1年生の範囲である1次方程式を課題配信

2次方程式の内容に入る前に、授業の冒頭で中1の1次方程式に関する課題配信を行い、10分ほどウォーミングアップを行います。各自で取り組んでいる間に、内容が理解できていない生徒には、個別で声かけを行います。
単元初めに生徒たちの理解度を揃えることが目的です。中1の範囲が理解できていない生徒には復習の場とし、理解度を引き上げることでニガテ意識を軽減させます。

今回の単元である2次方程式を授業の対話形式で学ぶ

今回の単元である2次方程式を授業の対話形式で学びます。下記の流れで授業を行いました。授業中には問いかけをたくさんしてもらうことを意識し、生徒たちの言葉から授業を展開していきます。

① (x-5)(x+2)=0という問題を提示する。
② (x-5)(x+2)=0の2つのカッコの間に隠れている演算記号が×(かける)であることを理解し、積が0になることの意味を考え、カッコの中のどちらかが0であればいいことに気づかせる。(x-5=0またはx+2=0の発見)
③ x-5=0x+2=0の方程式を解き、x5,-を導く。
④ x5x=-を代入し、与えられた方程式の解であることを確かめる。

最後に、授業の内容+αをステップアップ問題で取り組みます。「因数分解の問題を自分で作ることができる」レベルに引き上げるために、+αの部分をドリルパークが担っています。授業の最後に、本時で学んだ2次方程式の課題配信を行い、復習として取り組みます。
演習を積むことが大切な計算分野ではドリルパーク1本で進めています。ドリルパークは先の単元にも取り組むことができるため、課題が早く終わる生徒たちが、集中も途切れさせることなく演習に取り組み続けられます。

取り組みの結果
3年間の積み重ねによる“計算力”の高まり

今まではプリントを事前に用意して演習量を確保していましたが、ドリルパークが充分な問題を準備してくれていることで私自身の業務負荷軽減にも繋がっています。
また、紙ワークであれば挫折していた生徒たちも、ドリルパークには前向きに取り組んでいます。生徒たちにとって端末を使って学習をするという行動自体が、紙の問題集や教科書を開くよりもやる気が出るようです。生徒たちの取り組む意欲が違えば、取り組む量も比例して増えます。量が増えれば必然的に解ける問題も増えるのは、間違いありません。現在担当している3年生は、1年生からドリルパークを使用しており、計算力がぐんぐんと伸びています。



  • 中学3年
  • 算数・数学
  • ドリルパーク
  • 授業内での活用
  • 業務効率化

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