見通しを持った主体的な見学活動
集計機能で観点や変容を可視化
仲川先生から一言:
集計機能の適切な活用により、考えを広く可視化したり、多くの相互評価を生み出したりすることで、前向きに楽しく学ぶ姿が印象的でした。オクリンクとムーブノートの併用もおすすめです!
活用場面・活用背景
スーパーマーケット見学前後に活発な意見交流
お店や働く人たちの工夫を考える単元において、スーパーマーケットの見学前後でオクリンクとムーブノートを活用しました。
見学の計画立てや振り返りはもちろん、見通しを持って学習に取り組むことができました。
How to
集計機能を用いて児童の考えを一瞬で可視化
実際にスーパーマーケットに見学に行く前に、「お客さんがたくさん来る工夫」を予想しムーブノートの「みんなの広場」で共有します。
教員は「テキスト分析」を行い、グループ化。
「商品の並べ方」など、これまでの授業では出てこなかった観点も出現しました。
見学で確認してくる観点を整理し、見通しを持って見学に臨むことができます。
「キーワード集計」でテキスト分析、カードをキーワードごとにグループ化
いよいよ見学当日。児童たちはChromebookだけを持って見学に向かい、店内でどんどん撮影していきます。
メモを取るとどうしても時間がかかってしまいますが、写真であれば短時間で記録を残すことができます。
次の時程で、撮影した写真を取捨選択しオクリンクのカードに貼り付け、自分の考え、感じたことを書き込み「自分BOX」に保存。
ムーブノートを開き「自分BOX」に格納したカードを引き出し、ムーブノートのカードに貼り付け広場に提出します。
撮影した写真をカードに貼り付け広場に提出
班ごとに共有し合い、拍手やコメントをつけていきます。
同じような写真を撮っているが、気づいたこと、感じたことが違っているね、など、たくさんの発見がありました。
班ごとの広場でカードを共有、拍手やコメントで評価し合う
最後に意見交流で気づいたことを振り返ります。
教員は「考えが変わった」「発見があった」「納得した」「新しい疑問を得た」という4つの選択肢を提示しておき児童はいずれかを選びカードに残し理由を書き、提出します。
選択肢集計を行い、どんな気づきがあったかをまとめていきます。
選んだカードの選択肢集計を行い児童の気づきをまとめる
取り組みの結果
児童起点の授業活動で主体性が高まる
集計機能を使うことで、見学で確認することもまとめもすべて児童たちの意見を起点に考えることができました。
見学では自分たちで予想したことを確かめようと、積極的に活動する様子が見られました。
考えを提出するのが難しい児童も先に提出されているカードを見てヒントを得るなど、児童同士での学び合いが深まっていると感じます。