自分の言葉で時代を語れるようになる!歴史単元のまとめ
時代のキーパーソンNo.1を決めよう
佐納先生から一言:
『時代のキーパーソンNo.1をクラス投票で決定する』というゲーム要素を取り入れることで、人物の重要性をより深く調べわかりやすく伝えようと熱心に取り組む姿が見られました。
活用場面・活用背景
歴史の単元のまとめに汎用的に活用
単元のまとめで、これまでの授業で学んできたこととは別の切り口の『人物』に焦点をあて、できごとや時代背景を捉えなおします。「カード」でプレゼンを作成しお互いの発表を聞くことで、時代への理解を多角的に深められました。
How to
一番の重要人物だと考えた理由をまとめる
【1】課題と流れを解説したカードを作成しておき、冒頭に提示する(5分)
どんな観点でプレゼンを作成したらよいか、考え方や評価ポイントも明示しておきます。「オクリンク」は図版やイラストなどの挿入がしやすいので、板書での指示よりもわかりやすく伝えられます。子どもたちも、手元でいつでも目標やルーブリック(評価観点)を確認することができます。
先生が作成し配信した、テーマ・目標を明示したカード
5W1Hなど、まとめる際の観点やヒントを与える
ルーブリックを明示し、ポイントをおさえる
授業開始時の「MYボード画面」、画像資料の一斉配布が便利
【2】オクリンクで「人物カード」を作成(15分)
学習した時代で一番重要だと思った人物についてプレゼンカードを作成し、「提出BOX」に提出させます。
子どもたちは「なぜこの人物がキーパーソンなのか」選んだ理由が他者にしっかり伝わるよう意識してまとめます。
子どもが作成したカード。“豆知識”を記載するなど、主体的な姿がみられる
【3】班内で発表し合う(10分)
プレゼンカードが作成できたらタブレットをもって各班で集まり、1人あたり30秒で発表させます。このとき、先生は各班をまわり、全体発表してほしい観点をもつ子どもを見つけておきます。
【4】全体発表(10分)
提出BOXで全員のカードを一斉表示します。どの人物が一番選ばれているか、珍しい選定をしたのは誰かが一目瞭然となり、「おお~」と歓声があがることも。先生が数人を指名し全体発表を行います。
クラス全員分のカードを一斉共有
【5】キーパーソンの投票(5分)
他者の発表を聞いて改めて考えた「最も重要なキーパーソン」をアンケート集計ソフトを使って投票し結果発表しました。最後に「まとめ」と「振り返り」として、最終的に自分が選んだキーパーソンの実績や選んだ理由をプリントに手書きでまとめ、提出させました。
最後に改めて各自プリントに情報を整理し、提出する
取り組みの結果
学びを深める本質的な活動に時間を割ける
課題の提示や資料配布といった準備から、考えの表現、共有といった授業展開までを「オクリンク」で効率的に行うことで、調べ学習や協働学習などの本質的な活動に時間を割くことができます。また、あまり発言しないタイプの生徒の考えもよく把握できるようになり、1人ひとりへの理解が深まり評価もしやすくなりました。
詳しい授業内容や、ダイジェスト動画を『VIEW next OLINE』でも紹介しています。
よろしければご覧ください。
https://view-next.benesse.jp/view/web-board/article01218/?s_oid=mf01#