物語のまとめ文を共有しよう
相模原市立新宿小学校 國武遥先生
國武先生から一言:
まとめ方を共有することで、自分が伝えたかったことをより上手に表現する方法などを学び合うことができました。
活用場面・活用背景
物語を一文で要約してクラス全体で共有する
物語文には正解がないからこそ、児童には一つの考えに偏らず、様々な意見に触れながら自身の考えを広げてほしいと思っています。そこで、中心人物の気持ちの移り変わりを読み取ることがテーマである物語文において、単元の最後に書かせたまとめの文章を共有する場面でムーブノートを活用しました。
How to
文章を読み合い、自分にない視点に拍手をつける
教員は物語を一文でまとめたものを書く欄を設けたカードを作成し、児童に送ります。
児童はカードにまとめた一文を記入できたら広場に提出します。
児童は広場上でお互いのカードを読み合い、気づきがあったカードに拍手やコメントを付け合います。
授業の最後に、教員は多くのカードに共通して書かれたポイントなどを板書し、クラスとしてのまとめ文を作成します。
取り組みの結果
物語を多角的に見る力を養うことができた
お互いのカードを見合うことで多様な考えがあることを実感できるため、特定の考え方に縛られず、物語を多角的に見る力も付けることができました。
また、大勢の前で発表することが苦手な児童も、拍手をもらうことで「認めてもらえた」という気持ちを味わうことができました。