写真比較で自信がつく書写の振り返り
小川先生から一言:
お手本を真似するだけではなく、自分自身の字の変化を振り返ることで自信がつき、書くことが楽しいと思える子どもが増えています。
活用場面・活用背景
変化が見え、意欲が高まる書写の振り返り活動
お手本を配布しそれを模倣するだけではどうしてもやる気が起きず書写活動を楽しめていないと感じていました。
そこでお手本を見ずに「普段書いているように書く」という活動からスタート。写真で記録し、練習後の清書と比較するという方法を考えました。
How to
練習前後の作品を写真比較し、気づきや感想を表現
子どもは教員から各文字を口頭で聞き、自分の思ったままに文字を書き最初の作品として撮影します。
その後お手本を配布し書く時のポイントとセットで指導。
子どもは練習をし清書として仕上げ撮影し、オクリンクのカード上に最初に撮影した写真と並べて貼ります。
お手本を見ずに書いたものと清書を比較し、気づいた点を言語化したり異なる点を丸囲みしたりしながら練習して上手になった点や難しかった点などを記入します。

練習してよくなった点など、気づきを表現する
その後提出BOXに提出。友だちの作品と比較し気づいたことを自分のカードに追記しながら、次回以降に気を付けたいポイントなどを整理します。
これらの書写活動で書いた作品は、子ども一人ひとりが「カードBOX」内にカードを連ねて保存しています。
写真で残せば保管や管理も不要ですし、前の作品と比較することで書く力が向上していることに子ども自身が気づきさらに自信を得ることができます。

過去の作品と比較し、子ども自身が変化や上達度合いに気づくことができる
取り組みの結果
自分自身の比較、友だちとの比較で変化、課題をしっかり把握できた
練習前との比較で上手になった点に気づき、自信や達成感を得られ、「もっと書いてみたい」「鉛筆でも書いてみたい」という意欲を引き出すことができます。
また、友だちの作品と比べることで見つけたポイントを吸収し合うなど、クラス全体で学び合えるところも良い点です。

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