特別支援学級での言葉の学習
相模原市立新宿小学校 和田博樹先生・宮澤龍太先生
和田先生・宮澤先生から一言:
オクリンクは画像を簡単に貼り付けられるので、写真やイラストを用いた教材をすぐに作ることができます。
活用場面・活用背景
特別支援学級における言葉の学習
特別支援学級を担当する中で、言葉の知識が定着していない児童への支援に課題を感じていました。そこで、オクリンクを活用し、視覚的に分かりやすく、かつ楽しく取り組むことができる言葉の学習方法を考えました。
How to
「動かす・なぞる・読み上げる」発達段階に応じた課題を作成
初級①:ひらがなの単語づくり
教員はイラストとそのイラストが示す穴が空いた言葉(左下)、穴に入れるひらがな(右)を貼り付けたカードを作成し、児童に送ります。なお、ひらがなは一字ずつ動かせる状態にしておきます。
児童はイラストをヒントに、穴が空いた部分に入れるひらがなをカード右側の選択肢から一つ選び、単語を完成させます。
初級②:カタカナのなぞり書きと発音練習
教員はイラストとそのイラストが示すカタカナ(右上)、音声入力のアイコン(下)をカードに貼り付け、児童に送ります。
児童はペンでカタカナをなぞり書き練習したら、その単語を発音したものを録音してカード下部に貼り付けます。
中級:写真が示すものを音声で説明する
教員は写真と、その写真にまつわる内容の音声入力を指示するアイコンをカードに貼り付け、児童に送ります。
児童はそれぞれの項目の内容を読み上げたものを録音してカードに貼り付けます。
取り組みの結果
「書く」ことが苦手な子も楽しく取り組めた
勉強するという雰囲気だけですぐに投げ出してしまう児童も、オクリンクを使えばゲーム感覚で言葉の学習ができるため、飽きることなく意欲的に取り組めるようになりました。
また、オクリンクは操作性が直感的で分かりやすいため、一度教えたらすぐに覚えられる点も大きなメリットであると感じています。