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役割演技

『泣いた赤鬼』

相模原市立横山小学校 田屋裕貴先生

田屋先生から一言:
提出BOXを活用することで、動画で撮影したクラス全員の演技を簡単に視聴できるようになりました。

活用場面・活用背景
お互いの役割演技を見て、登場人物の心情を考える

道徳の授業では、演技という表現活動を通して道徳的心情を豊かにする「役割演技」をよく取り入れています。これまでは数名の児童が全員の前で演技を行う形式で行っていましたが、より多くの児童の演技を見合うことで登場人物の心情理解を深めさせたいと考え、オクリンクの動画撮影機能を活用してみました。

How to
泣く赤鬼になりきった演技を動画で撮影して、提出BOXで共有

児童は、自分にとっての友だちの定義を考えて共有した後に、物語『泣いた赤鬼』を読みます。
その後、物語の最後の場面で泣く赤鬼を演じ、その気持ちを語る様子を他の児童に撮影してもらいます。
撮影した動画をカードに貼り付けたら、提出BOXに提出します。

物語から想像した赤鬼の気持ちを語る

 
児童は提出BOX上で他の児童の動画を自由に視聴しながら、赤鬼の心情理解を深めていきます。
お互いの演技を見終わったら、教員は児童たちに赤鬼・青鬼双方の気持ちを口頭で発表させ、その心情を黒板にまとめます。

撮影場所や動画の長さは制限せず、児童たちは自由に演技

取り組みの結果
心の葛藤を多角的に捉え、真の友情について考えを深められた

代表の数人ではなくクラス全員分の演技を見ることで、登場人物の心の葛藤を多角的に捉えられるようになりました。その結果、授業の最後に行った振り返りでは、授業前と比べて真の友情について深く考え、自分の意見を具体的に書けるようになりました。
また、人前での演技を恥ずかしがる児童も、動画での撮影ならば積極的に参加できた点も良かったです。

本当の友達についての意見を書いた、児童の実際の振り返りカード



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