金属の温まり方の予測
相模原市立新宿小学校

東山先生から一言:
頭の中で考えるだけではなく、書いて表現することが重要な実験予測の場面において、図を使って自由に自分の考えを記すことができるオクリンクは大変便利です。
活用場面・活用背景
金属の温まり方について、実験前に予測を立てる
実験前に結果の予測を立てることは大切ですが、言葉で表現することが苦手な児童も多く、毎度特定の児童の予測だけが共有されることも多いです。そこで、金属の温まり方を調べる実験を行う前に、オクリンクを使ってカードに予測を図で表現させる方法を試してみました。
How to
温まり方の予測をカードに記入し、クラス全体へ共有
教員は異なる3つの条件(右:①四角い金属を左下から温める/中:②四角い金属を中心から温める/右:③形の異なる金属を左下から温める)を図で示したカードを作成し、児童に送ります。

児童は送られてきた3枚それぞれのカードに、どのように温まっていくかという予測をペンで記入します。

①の条件における予測を示した児童のカード
児童は3つの条件のカードにそれぞれ記入したら、提出BOXに提出します。
教員はモニターに提出BOXを映し、それぞれの条件ごとに全員のカードを一覧で映しながら、児童たち自身に考え方を発表させていきます。

①の条件における予測を示したカードが出された提出BOXの様子
取り組みの結果
一人一人が主体的に実験へ取り組むようになった
自分が考えた予測を図示することで、言葉にまとめるよりも簡単に自分の考えを表現できるため、ノートに書かせていた時よりも予測を立てる活動への主体的な姿勢を育むことができました。
また、その予測を一覧で共有することで、「●●さんの考え方を聞いてみたい!」といった児童たちの積極的な発言を引き出し、自然に対話活動を生み出すこともできました。
